高橋晴美の音楽ネットワーク ニュースレター              


 いよいよ来年2月23日に京都府民ホールアルティーで行われるチャリティーコンサートのチラシが出来上がってまいりました。今回のコンサートは私にとりまして特別な思いがございます。丁度昨年の9月1日、京都日赤病院で院内コンサートをさせていただいた時のことでした。今、京都に向けて出発するという時に飛び込んできた「父、危篤」の知らせ。「父の言葉」を演奏する時、「おそらくこれが父の生前最後の演奏になる」という思いが脳裏をかすめました。ありったけの感謝の思いをこめて演奏いたしました。そして父に約束をしました。「父と母が出会ったこの京都で、いつか必ずコンサートをするから…と」。(9月号記事より)母が生まれ育った地であり、亡き父と母が出会った地であり、私が生まれた地であり、夫が生まれ育った地であり、夫の両親が住んでおり、夫の兄弟も住んでいるという、大変に因縁深い地である京都での初めてコンサートです。母が元気なうちに、京都の両親が元気なうちに、亡き父との約束を果たすためにも是非実現させたい・・・という切実な想いから始まった故郷への感謝のコンサート。東京からコーラスハルミオン、オーケストラの団員の方々皆さんがボランティアで参加してくださいます。そして、地元から3団体の合唱団と、奈良からも合唱団が参加してくださり、コーラスハルミオンとのコラボレーションを行います。故郷京都への感謝を込めて、今着々とその準備が進められております。今までの地方のコンサートとは大きく違い、大変に厳しい状況でのコンサートですが、最後まで誠心誠意を尽くして臨みたいと思っております。どうか、あたたかいご支援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

 今年も残り少なくなってまいりました。この1年を振り返りますと様々なことがございました。そして、素晴らしい出会いと一杯の愛をいただきました。この1年皆様方からいただきましたあたたかなご支援に心より感謝申し上げます。そして、来年も音楽を通して皆様と歩ませていただけますよう、精進努力してまいりたいと存じます。
 どうぞお元気で、愛に満ちた年の瀬をお過ごしくださいませ。


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2007年12月吉日 高橋晴美
                             
    

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