高橋晴美の音楽ネットワーク ニュースレター      


 師走も残り僅かとなりました。皆様お元気でいらっしゃいますか。12月は、5日の新宿ミノトールでのクリスマスライブからスタートし、その後山形県酒田市へ飛び、酒田市の大沢小学校、八幡小学校、日向小学校の3校を見学し、それぞれの小学校でのびのびと学び遊ぶ子供たちに触れてきました。そして、夜は余目響ホールで2月14日に行われる「愛と癒しの歌in庄内」のコーラス指導に行かせていただきました。庄内空港に着いた時は、強烈な風雨と稲妻の出迎えを受けましたが、冬は「雪のカーテン」というほど吹雪の日々が続くようです。2月14日が果たしてどのような天候になるのか解りませんが、冬の庄内をどっぷりと味わってみたいものです。鳥海山を真正面に眺めながら学べる八幡小学校、大文字山を眺める大沢小学校、そして伝統的な縄跳びで迎えてくれた日向小学校、3つの小学校を訪れて思ったことは、何より自然と共存する子供たちの伸びやかさでした。「ふるさと」の歌が流れてくるような、日本の美しい自然がそのまま残っている環境の中で育つ子供たちの姿は、なんとも言えない懐かしさと温かさを感じました。この子達に歌ってもらう校歌を、愛を込めて紡ぎたいと、心から思いました。

 夜は、響ホールで約120名の合唱団の練習が行われました。団員の中には片道2時間もかけて練習に参加される方もいらっしゃり、作品に向かう情熱とコンサートに向かう心意気を感じました。子供から大人まで皆が助け合って練習する姿を見ていますと、あらためて作品がもたらせてくれた尊い出会いに、胸の震えを覚えました。長谷部浩さんという、たった一人の人が酒田に持ち帰った「ひとつ」への感動は、その後多くの子供たちや先生方によって種蒔かれ、合唱祭で歌われ、卒業式で歌われ、そして遂に「高橋晴美愛と癒しのコンサートin庄内」という形で、2月14日バレンタインデーに結集するのです。愛の種が膨らんで、みんなの愛が花開くこの日を、大切に迎えさせていただきたいと思います。 今年も、京都、名古屋、三条と、たくさんの思い出をいただきました。来年もご縁のある地に、お仲間と共に愛を携えて参りたいと思います。

 来年もどうぞよろしくお願いいたします。どうぞ良い年をお迎えくださいませ。


2008年12月吉日 高橋晴美

 

   


クリスマスライブを終えて    遠藤いつ子


 愛にあふれた晴美先生の歌を歌えば歌うほど、その想いの深さに感動し、胸が熱くなります。そんな晴美先生の歌を歌えることが本当に幸せで、一人でも多くの方にお届けしたいと思い、先生にお伺いし、この度のクリスマスライブを古野さんと共に企画いたしました。準備を進めていく上で至らぬ点が多々あり、晴美先生をはじめ周りの皆様にご迷惑をおかけしてしまいましたが、その都度温かくご指導・ご支援くださり、温かいお気持ちに感謝でいっぱいでした。そして、精一杯取り組み、心を込めて歌うことで恩返しをさせていただこうと思いました。

 今回のライブを通して様々なことを学ばせていただきましたが、何においても“想い”が大事であることを強く感じました。何をするのかではなく、どういう想いでするのか、そして何を伝えたいのか・・・歌だけでなくチラシやチケット、プログラムなどを作るにあたっても、想いの大切さを改めて気づかせていただきました。

 また、とてもうれしいことがありました。以前熱海で晴美先生の曲を歌わせていただいた時、感動してご連絡くださった方に今回のライブのご案内をさせていただいたところ、晴美先生の音楽に出会えた感動の思いが綴られたお手紙をいただきました。また、天国にいらっしゃるおばあ様に想いが通じ救われた、というお話もあり、自分の歌を通して晴美先生の音楽にご縁をいただき、共に感動を味わわせていただいたことが大変うれしく、いっそう想いを深めることができました。

 コンサートで歌わせていただくたびに、周りの方々から感動をいただき、励まされ幸せな気持ちになります。それは、心から人を愛し、愛や希望、感謝などの想いからにじみ出た晴美先生の音楽だからこそだと思います。

 今回のライブは、歌だけでなく人としても多くを学ばせていただく場となり、「人様の幸せを願って活動していると、必ずその思いは届きます。」という晴美先生のお言葉を実感させていただきました。 このライブを通して学んだことを生かし、晴美先生の愛に満ちた歌をもっともっと多くの方にお届けしていきたいと思います。ありがとうございました。

 

クリスマスライブを終えて    古野 綾


 12月5日のクリスマスライブを終え、今一番思うことは、人と支えあうことの大切さ、自分ひとりで生きているのではなく、周りの人があってこその自分なのだということです。そして今回のクリスマスライブが本当に意義のあるものだったと感じています。

 遠藤さんと、二人でライブをしたいと申し出てから、会場決め、チラシ作り等、自分たちで分担をして進めました。何をするにも初めての経験で、不行き届きな点が多々あり、周りの方にご迷惑をおかけしてしまうこともありました。自分の不甲斐なさを痛感し、恥ずかしく思いました。

 そんな時、晴美先生から「ベストを尽くしましょうね。人様のために一生懸命、誠を尽くせば、必ず通じるはずです。自分を信じて、仲間を信じて、愛を届けましょうね!」というメール頂き、後ろ向きな気持ちを切り替えることができました。

 晴美先生をはじめ、黒田さんやミュージシャンの方々、また周りの全ての方々に支えられ、人として育てられているのだと感じました。本当に心からの感謝の気持ちでいっぱいです。

 クリスマスライブでは、多くのお客様に温かいお言葉を頂き、ステージに立たせていただいた喜びと同時に、今回のライブを企画し、実行できたことを本当に嬉しく感じました。

 またライブ終了後、お客様より「今回のライブによって、何年も抱えていた悲しみを断ち切ることができ、新しいスタートをきることができます」という、とても嬉しいメールをいただきました。

晴美先生の歌を歌わせていただけることのありがたさを実感するとともに、これからも精一杯歌い続けていくことが、私を支えてくださる全ての方への恩返しになると感じました。 今回のライブは反省も多くありましたが、この経験を自分の糧として、晴美先生の愛に溢れる歌を一人でも多くの方に届けていきたいと思います。



杉浦真理 高橋晴美の世界を歌う
愛と癒しのコンサートin 盛岡へのお誘い 杉浦真理


 私は昨年、盛岡にいる主人と結婚し、現在は岩手県盛岡市に住んでいます。そして毎月、東京と盛岡を往復しながら晴美先生のレッスンを受けに通っています。

 晴美先生に出会ってから早や10年…、先生にはポーランドをはじめグァテマラやロンドンなど、いろいろな国に連れて行って頂いたり、楽しかった思い出が沢山あります。

 晴美先生ほど音楽を楽しみ、常に自分をいましめて真摯に向かっていらっしゃる方に私はお会いしことがありません。音楽の師としてだけでなく人としてどう生きるべきか、数え切れないくらいのことを教えてくださった「人生の師」でもあり、私にとって先生はかけがえのない存在です。

 これまでの感謝を、なにか形にしたいと思っておりました。今年の2月、京都で出演させていただいた晴美先生のチャリティーコンサートの打ち上げの席で、晴美先生のご主人である裕先生から「真理ちゃんもコンサートをしてみたら?」と声をかけて頂きました。そして同席していた主人(かなりいい気分で酔っていた様子)も「ぜひ、やりましょう!」と背中を押してくれたおかげで、来る3月7日(土)盛岡市キャラホール大ホールにて「杉浦真理 高橋晴美の世界を歌う 愛と癒しのコンサートin盛岡」と題してコンサートを開催する運びとなりました。

 私にとっては、来てから二年もたたない盛岡での一大決心、一世一代の大舞台です!

 晴美先生をはじめ裕先生、高橋晴美カルテットの皆様、アンフィニの皆様やハルミングなど大勢の方が東京からご出演くださることになりました。楽譜が読めない主人も、コンサート実行委員長を買ってでてくれました。そして、岩手の多くの皆様にも晴美先生の作品を知っていただきたいとの想いから地元の合唱団にもお誘いしたところ、様々な方たちのご縁で、岩手県難病連ふれあいコール・ローランド音楽教室・都南混声合唱団・見前小学校MFC・イーハトーブコーラスの有志の方達が「ひとつ」「カンターレ」をフィナーレで歌いたいと名乗りを上げてくださいました!周りの方達とのご縁のおかげを有り難く思っている日々です。

 12月21日には第一回合同合唱練習が行われ、60余名の方が参加して下さり、練習中には、男性方の美声に拍手が涌いたりと大盛況に終わりました!

 そして、1月17日には晴美先生と裕先生、黒田さんが盛岡にいらしてくださり、合同合唱団のご指導をして下さることになり、皆さんと大変楽しみにしております!

 岩手県では初の「高橋晴美の世界」のコンサートを素晴らしいものにできるように、一生懸命準備をしております。

 初めて盛岡に来た時から、盛岡は人々が温かく、四季折々の自然が美しくて素敵な所だなぁと感じていました。また、北上川や雫石川、中津川が流れていて、ハクチョウがやってきたり鮭が上ってきたりとても自然も豊かで、大好きな町になりました。

まさに「雪どけに」を絵に描いたような早春の盛岡へ、ぜひ皆様もお越し頂けたらと、お待ちしております!どうぞよろしくお願い致します。


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 三人娘と呼ばれている杉浦真理さん、遠藤いつ子さん、古野綾さんは、今後の活躍が楽しみな3人です。皆様のあたたかなご支援を受けて、1歩1歩確実に成長を続けてくれております。お陰さまで、遠藤いつ子さんは今年の3月に三島で行ったコンサートがきっかけとなり、大きくステップアップいたしました。来年は杉浦真理さんが大きなハードルに挑戦します。そして、次は古野綾さんです。3人が切磋琢磨し、仲良く高め合いをしていってくれている姿を見て、親としての幸せを感じております。今後とも温かく見守っていただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。


 

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