高橋晴美の音楽ネットワーク ニュース レター  


 皆様こんにちは。突然夏のような暑さになりましたが、お元気でいらっしゃいますか。
 先日は、○○回目の誕生日を迎えさせていただきました。沢山のお祝いのメール、真心のこもったプレゼント、そして、愛がいっぱい溢れた『Happy Birthday to you!』の大合唱をありがとうございました。元気で生かされている事のありがたさをあらためてしみじみと感じております。
 5月19日の誕生日の日、打ち合わせに出かけようと玄関で靴を
履いていると、ベッドで休んでいた母から『お誕生日おめでとう』の言葉が・・・。この歳になって母から誕生日を祝ってもらえる事がどれほどありがたい事 か・・・。思わず『命懸けで産んでくれてありがとう』と答えて家を出ました。温かいものが身体中を満たして行きました。
これからも健康に留意しながら、誰かのために命を燃焼してゆきたいと思います。
高橋晴美

♪ 石井(永堀)智子さんとの喜びの再会 三者会談       黒田勝也

 去る5月15日に、渋谷のJZ BLATで行われた石井智子さんのジャズライブで、
高橋晴美さんの作品2曲が歌われました。

 1曲は1部の最後に「Last Song〜去りゆく人へ〜」、そしてもう1曲は
2部のアンコールで「母に贈るうた」。

 晴美さんの2曲以外は全て英語で本格的なジャズのステージだったのですが、
1部最後に日本語で「Last Song〜去りゆく人へ〜」が歌われました。歌う前に曲と晴美さんの紹介がありました。イントロが始まり客席は水を打ったように静かになり、皆曲の中に吸い込まれていきました。
中には涙を拭っているお客様もいらっしゃいました。一緒に聴いていた李京順さんもその歌に深く感銘を受けていたようです。僕も不覚にも涙が溢れてしまいました。1部が終わるなり、晴美さんに「こんなLast Songは今まで聴いたことがない!」と思わず言いました。

 そのような訳で、今回は、永堀(石井)さんと晴美さんと三人で語り合ってみたいと思います。

黒田:晴美さんから何度も永堀さんの話は伺っていましたが、今回初めて生の歌を聴くことが出来て本当に良かったです。晴美さんが永堀さんと出会ったきっかけというのは?

晴美:そ もそも永堀智子さんとの出会いは日比谷シャンテで行なわれた李京順さんとのコンサートに、当時一緒にお仕事をさせていただいていたベーシストの小倉武さん が智子さんを誘って私に引き合わせて下さったのが始まりでした。MCの間に客席を見回したら私に向かって必死に手を振っている人がいたのです。それが小倉 さんと永堀智子さん(結婚後石井の姓に)でした。あの光景は今も目の奥に焼き付いています。
 智子さんはそれから間もなく私の家までいらしてくださいました。そこで何曲か歌っていただいたのですが、中でも「Last Song」を聴いた時の感動は衝撃的なものでした。それまで私は10年がかりでCDアルバムの制作を考えていましたが、この「Last Song」は一気に私の重い腰を上げさせたのです。
 
黒田:長年温めてきたCD制作を思い立たせたのは何か理由があったのですか?

晴美:は い、当時、智子さんはアメリカのバークリー音楽院に入学が決まっていたので、出発前に録音をしてしまおう!と思ったわけです。結果的には智子さんに「海よ りも空よりも」「父の言葉」「雪どけに」「今日虹を渡る日」「夕べ」そして「Last Song」の6曲を葛西のスタジオで歌っていただきました。アルバムにはこのうちの4曲を入れました。歌入れが終わった翌日、智子さんはボストンへと旅立 ちました。

黒田:
ぎりぎりのレコーディングだったのですね。帰国するまでの間にも何かやり取りはあったのですか?

晴美:ええ!バー クリーに行っている間にも、「ひとつ」のニューバージョンのピアノのカラオケを送って、歌入れをして送り返していただいたり、作品の英訳をお願いしたりと 大変お世話になりました。帰りを今か今かと待ち続けました。帰国後すぐに、内幸町のシーボニアメンズクラブで行われたネットワーク親睦会に出演していただ き、「Silent Love」や「Delight Song」「Beautiful Days」「ひとつ」の英語バージョンを歌っていただきました。勿論その時も「Last Song」はお願いしました。あれから10年経ちますが、先日の「Last Song」は智子さんの中で見事に深まって熟成された歌になっていて、何とも嬉しかったですね・・・。

黒田:本当に素晴らしかったですね。永堀さん、いや石井さん、先日は素晴らしい唄を聴かせて頂き有り難う御座いました。晴美さんの曲のどんなところが好きですか?
石井:優しさや愛がたっぷり詰まっているところと、歌っていてごく自然な自分でいられること。すーっと曲の中に導かれ、素直な気持ちで歌えるので、とても気持ちがいいんです。

黒田:今までもどこかで歌われた事がありましたか?

石井:去年行われた生徒さんのボーカル発表会の最後に、晴美さんの「父の言葉」を初めて弾き語りで歌いました。

黒田:
その時の生徒さんの反応は如何でしたか?

石井:たくさんの方が涙を流され、誰の歌ですか?何処で譜面が手に入りますか?などなど、皆さんから質問を受け、大変感動をされていた様子でした。

黒田:今回英語の曲の中に2曲だけ晴美さんの曲を選ばれたのですが、何故この2曲を?

石井:「last Song」は、初めて晴美さんの伴奏で初見で歌った時、”この曲凄く好き!!” と直感し、ビビッと体に電流が流れたような感覚を今でもおぼえていて、いつかライブでもやりたい、と思っていました。
 そして「母に贈るうた」は、今回母もライブに来てくれることもあり、日頃の感謝の気持ちを込め、母にプレゼ
ントしたいと思ったからです。「父の言葉」にするかギリギリまで悩みましたが、、、。

黒田:
お客さんの反応は如何でしたか?

石井:英語の曲を14曲と晴美さんの曲を2曲やりましたが、殆どのお客様が ?”あの日本語の曲が最高だった” と喜んでくださいました。

黒田:それは嬉しいですね!これから晴美さんのどんな曲を歌ってみたいと思われますか?

石井:今まで歌わせて頂いた曲は勿論、最近の晴美さんが作られた曲も歌ってみたいです。

黒田:それは楽しみですね!リズムの乗りも素晴らしいのでアップテンポの曲や英語バ−ジョンの曲も歌っていただけますか?

石井:勿論です、アップテンポや色々なリズムで演奏するのも楽しそうですね。英語バージョンの曲は世界に向けて発信できるのではないでしょうか。

黒田:是非、お願したいですね!ハルミングのようなコ−ラスは要りますか?

石井:曲によってコーラスがあったらとても効果的だと思います。エネルギーも増しますし。ということで是非!
でも贅沢過ぎますかね、、。

黒田:ハモリがあっても効果的な曲もありますね。
今回は晴美さんのピアノ伴奏ではありませんでしたが、晴美さんのピアノで歌うのはどうですか?

石井:晴美さんの曲を晴美さんの伴奏で歌えるほど、気持ち良いことはないです。たとえルービンシュタインが伴奏して下さったとしても、晴美さんの伴奏の方が歌いやすいと思います、

黒田:やっぱりその曲を作った人が弾くと想い入れが違いますからね…。
今後ディナーショーやコンサートにも出ていただけますか?

石井:是非とも、よろしくお願いいたします。

黒田:ありがとうございます。晴美さん、皆さんが引き込まれるようなコンサートを是非やりたいですね!

晴美:そうですね!わくわくします。来年は「ひとつ」「母に贈るうた」他多くの曲が誕生20周年を迎えます。来年に向けて、何か素敵なこと企画したいですね!是非、よろしくお願い致します。
まずは智子さん!リフォームが完成したら家で大いに盛り上がりましょう!!

石井:是非盛り上がりましょう!遊びに行くのが楽しみです。リフォーム完成、心待ちにしています。
これからも末永いお付き合いを、よろしくお願いいたします。
晴美:こちらこそ!*^0^*
 

コーラスハルミオン便り


 コーラスハルミオン(以下、ハルミオン)は、5月の練習日に開催した2014年度定時総会で、活動計画や運営委員選任などの案件を決議、気持ちを新たにして今年度の活動を本格化させました。
 ところで、ハルミオンの練習は、通常月1回です。他の合唱団と比較して、練習量が少ない事は明白です。特に、練習に参加できない月があると、次の練習日 までに2か月のブランクが生じてしまいます。団員は、こうした課題を自己研さんに励む事で克服していますが、教材として以下に紹介する資料が使われていま す。
 ハルミオンでは、毎月、会報紙「コーラスハルミオン」(左の写真)を発行しています。同紙には、団員全員で共有したい話題や連絡事項を掲載しています が、ほかに毎月の練習内容を紹介するコーナー、題して「練習日誌」を常設し、これを教材として活用しています。筆者は、音楽大学出身の団員三人(遠藤いつ 子さん、中山宏子さん、榊枝徳子さん)が交代で担当しています。担当筆者が練習内容のポイントをまとめ、晴美先生が精査されたうえで掲載していますので、 公式練習記録という位置づけになっています。
 今年度、ハルミオンのコンサート計画はありません。しかし、来年度は、晴美先生の代表曲「ひとつ」が世に出て20周年を迎え、更に、ハルミオンが誕生し て15周年の節目に当たることから、コンサート等のイベントが計画される見通しです。そこで、それまでの間をイベントに向けた特別充電期間と位置付けて、 月1回の練習と自己研さんに集中して取り組みたいと考えています。(堀江 熙記)



「ハルミオンとの出会い」 西 徹明
*今回は、初夏号でご寄稿いただいた西史子さんのご主人、西徹明さんの寄稿をご紹介させていただきます。
 ハルミオンに入団して1年が経ちました。温かく見守っていただいた晴美先生、裕先生はじめハルミオンの皆様に、心より感謝申し上げます。
 私が晴美先生の曲に出会ったのは今から約16年も前のことになります。妻が先生の歌に出会い、感銘を受け、レッスンに通うようになりました。「ひとつ」 「My Eternal Love」のCDを何度も聴かされ、ドライブの車内でも常に晴美先生の曲、「素晴らしいでしょう、素晴らしいでしょう」とすりこ まれていく私と子どもたちでありました。妻は、晴美先生が立ち上げたネットワークの親睦会ステージにも出演させていただけるようになっていました。
 そんな矢先、東京から愛知へ私の転勤が決まりました。辞令を受けたその日のことは今でもはっきり覚えています。家に帰るなり「私たちは愛知に行かないか ら、あなた独りで行ってください」との妻の言葉に愕然としました。当然一緒に愛知に行ってもらえるだろうと思っていた私に妻は、更に追い討ちをかけるよう に、「やっと自分の進むべき道に出会えたのに、この機会を逃したくない」と・・私も好きで転勤したいわけではないのにと、初めて転勤族の悲哀を感じまし た。
 そこで妻からの交換条件、「愛知から東京に毎月レッスンに通う」との約束で一家転居、妻は毎月新幹線でレッスンに通うようになりました。1年ほど経ち、 次男の妊娠、出産を機に東京へ通うことはなくなりましたが、晴美先生の歌をこよなく愛し、愛知で出会った音楽仲間とともに、3人の子育てをしながら市民の 集いや老人ホームへの慰問などで歌い続けていました。
 
 愛知から岡山を経て4年前に茨城に転勤になり、家族も3年前に千葉に転居しました。この転居を一番心待ちにしていたのは妻で、早速晴美先生と連絡を取 り、「高橋晴美の愛と癒やしの世界〜東日本大震災チャリティーコンサート」のリハーサルに出かけました。そこでお誘いを受け、先に妻がハルミオンに入団し ました。
 その頃私は茨城に単身赴任をしておりましたが、震災で壊滅的なダメージを受けた職場の復旧が長引き、体調を崩した時期もありました。妻が晴美先生に相談 したところ、いろいろ親身になってくださり、「歌うことは精神的にとってもプラスになるから、ご主人もぜひハルミオンに連れていらっしゃい、それに夫婦が 同じ趣味をもつことは素晴らしいことよ」とおっしゃっていただきました。
 私は楽譜もまるっきり読めず、合唱の経験といえば中高のクラス合唱に参加したくらいで、みなさんと一緒にハーモニーを奏でることができるか不安でした。 ただひとつ、入団資格の「高橋晴美先生の歌をこよなく愛し」というこの1点については自信がありますが、ただそのことだけで入団していいものか2ヶ月ほど 悩みました。昨年5月に初めて見学させていただき、いつもCDで聴いていた「父の言葉」の合唱バージョンを初めて耳にし、晴美先生の曲に対する想いも伺 い、「この機会を逃したくない」という十数年前の妻の言葉がこの私にも理解でき、「これは楽譜が読めないなどと言っている場合ではない」という熱い想いが 込み上げ、入団を決意いたしました。

 しかし、担当するベースの主旋律はほんのわずか、ほとんどAh〜とかUh〜で音取りが難しい、しかも馴染みの無いヘ音記号・・楽譜を読めないハンデ キャップを克服するために、妻にピアノでベースの音を弾いてもらい、録音し、何度も聴いて耳に覚えさせるしかありません。週末の茨城⇔千葉の車中、単身寮 で隣の部屋を気にしながら個人レッスンを続けています。先日は沖縄、宜野湾でのコンサートでデビューさせていただき、今までの客席で聴いていた感動とはま た違う達成感を味わい、貴重な体験をさせていただきました。
 温かく迎え入れてくださった皆様のおかげで1年間休まず参加することができました。音符を追うのが精一杯でまだまだ皆様にご迷惑をおかけしますが、晴美先生の音楽を通して出会えたご縁を今後も大切にしていきたいと思います。

 最後に、ハルミオンに入団して、家族の新たな目標もできました。私以外は妻の教育もあり皆ピアノに馴染んでいます。「大切な日に、家族で晴美先生の歌を歌おう」という夢がいつか叶うことを信じて、これからも練習に励みたいと思います。

 (ソプラノ:長女、アルト:妻、テナー:次男、ベース:私 ピアノ伴奏:長男 曲は「・・・」)

 新譜のお知らせ
  「祈り」の混声4部に続き、「あした〜Sure Tomorrow〜」の女声3部、「Cantare〜歌よ大地に響け〜」の同声3部が加わりました。1部1000円でお分けしております。
購入ご希望の方は03-3223-4387 又は harumin519@nifty.comまでお申し込み下さい。



●Harumi's World News インデックスへ