高橋晴美の音楽ネットワーク ニュース レター  



  暖かな春の日差しに、生かされているありがたさをしみじみと感じる今日この頃ですが、皆様お元気でいらっしゃいますか。お陰様で、5月27日のクルージン グディナーショーの準備も着々と進んでおります。毎日届くお申し込みのFAXを手にする度に、いらして下さる方のお心が嬉しくて、感謝の想いが溢れます。
 中には、予定していた海外旅行を取りやめて参加して下さる方や、大阪、京都、仙台、静岡等、遠方より参加して下さる方もいらっしゃり、頭が下がる思いで す。本当にありがとうございます。デビュー20周年、「ひとつ」誕生20周年を記念する日に、船の上でその喜びを共にしていただける事は、一言で言い表せ ないほど嬉しくありがたい事です。皆様に喜んでいただけるひと時を、心こめて準備させていただきます!

 今年の1月に、お相撲にご招待いただきました。スポーツの中でも、神聖な国技であるお相撲の初場所!わくわくしながら両国の国技館へと向かいました。4 名の升席で一緒にご招待をいただいた方は、増位山をはじめ、天童よしみさんや川中美幸さんなどの歌詞を手がけられたプロの作詞家、建石一様ご夫妻でした。 お相撲観賞ですっかり盛り上がった時に、夫が「晴美は、5月27日にクルージングディナーショーをするんですよ!」とお話した事がきっかけで、思わぬ展開 となったのです。翌日、建石さんからお電話があり、「クルージングディナーショー、良いじゃないの!今、丁度オフだから、船の上を設定した詞を書こうかな と思って…」とのお話に、一瞬息をのみました。そして、数日後、封書で詞が送られてまいりました。これまでも、「少年」(中野彰子作詞)や「天と地の物 語」(日木流奈作詞)「そのままで」(まり遥作詞)等のように、他の方の詞に曲を付けさせていただく事も楽しんでまいりましたが、私の作品の殆どは、詞と 曲が同時に誕生するというものでした。しかし、自分の枠をはずして、もっと今までとは違う世界にも挑戦したいという思いが強くなってきた丁度そんな時に、 この様なお話しをいただいたのです。兎にも角にも、作曲している時間というのはこの上ない楽しい時間です。久し振りに、玩具をあてがわれた子供のように夢 中な時をいただきました。
 もしも、このディナークルージングをする事を拒んでいたら、この様な展開はなかったでしょう。その上、3月には夫のオペラコンサートの会場で、偶然、石 井智子さんと建石一さんと私の3人が遭遇し、その翌日、又、建石さんから新しい詞のFAXが…。そのような訳で、今選曲に頭を悩ませる日々が続いておりま す。何とも…幸せな日々でございます。
智子さんと音合わせをする時間はまさに至福の時間!ドラマーの八木さんはこの時はベーシストになり、3人で大いに盛り上がりました。5月27日は、今まで のコンサートとは又違った意味で、きらきらと輝くひと時をお届けさせていただきたいと思います!皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております!
どうぞお健やかに、素敵な春の日をお過ごしくださいませ。

2015年4月吉日  高 橋晴美


 4月20日に「ひとつ」誕生20周年を迎えるにあたり、 「ひとつ」の英語、韓国語、ハンガリー語バージョンをご紹介させていただきます。ご協力いただき ました、CHO WON SUK様、歌って下さいました李京順様、ハンガリー語に訳して下さいましたTamas Frics様、歌って下さいましたピロシカ様、又、1999年にハンガリーで録音した音源をお送りくださり、今回もご親切に間を取り持って下さいました堀 尾広子様に、心より感謝申し上げます。いつか、音源もお聴かせ出来ればと思っております。 英語バージョンは、智子さんがバークリーに留学中に、こちらか らピアノで弾いたカラオケを送り、それに歌をかぶせて送り返していただいたニューバージョンの「Hitotsu」です。英語バージョンは既に楽譜にもなっ て販売されておりますが、スキャットの入った英語バージョンは、5月27日のクルージングディナーショーで石井智子さんに歌っていただきますので、是非お 楽しみになさってくださいませ!






♪  高橋晴美の音楽ネットワーク会員様お二人からのおたよりご紹介

  仙台在住の佐賀慶子様からおたよりが届きましたので、ご紹介させていただきます。佐賀さんは、2011年3月の東日本大震災で、建てて間もない1戸建てのマイホームを失われたにも拘らず、いつも明るく前向きに地域の音楽活動に貢献なさっていらっしゃいます。
晴美先生 
いつもHarumi's World News を楽しく読ませていただいております。
晴美先生の「母に贈るうた」に魅せられたのが8年前、 美しく、クリアーなメロディと迷いのない真っ直ぐな愛溢れる歌詞に強い衝撃を受けたのを今でも覚えています。それからは 晴美先生の曲は私の宝箱になりました。
晴美先生の透明感のある音楽を表現できることを目標として、女声合唱団コーロ・カナリーノを指導させて頂き、練習を積み重ねています。また、晴美先生の曲 を多くの方に聴いて頂きたいと機会ある毎に演奏させて頂いております。
 東北大震災以来、音楽の力が再認識され、仙台ではプロ、アマ問わずたくさんの演奏会が開催されています。
そんな流れもあるのでしょうか、今回4/29に仙台フィルハーモニーのコンサートマスターでいらっしゃる、西野幸弘さん率いる Acoustick Band「RAIN  CATS & DOGS」(violin、contrabass、piano)の伴奏でカナリーノが演奏させていただけることになりました。
地域の建設会社の会長さんが音楽に造詣が深く、ホームコンサートを年に何回か開催しております。4.50名入れば満杯の建物ですが、一流のプロの方をお呼 びしていて、昨年のカナリーノの演奏を聴いてお誘いを頂いたものです。演奏させていただく曲は勿論、晴美先生の「海よりも空よりも」と他1曲です。会長さ んのお引き立てとは言え、身に余る光栄、貴重な機会を頂き、歌詞通り♪神様からのプレゼントと感謝の気持ちで練習に熱が入っています。
 また仙台は、夏の風物詩、仙台七夕が終わると定禅寺ストリートジャズフェスティバルが開催されます。今年は9月12.13日です。毎年審査を通過したた くさんのグループが2日間に渡って定禅寺通りのいたる所で演奏、また思い思いに演奏を聴くことが出来ます。
そこでも晴美先生の「ひとつ」「カンターレ」を指揮、演奏する予定です。演奏団体はJR東日本東北吹奏楽団のBIG BANDと、前述のカナリーノを含む混声合唱団です。

私は晴美先生の音楽を通して、音楽の力、言葉の力を学ばせていただき、更に人との繋がり、かけがえのないものについて考えることを与えて頂いたと感謝して います。
思い返せば、晴美先生の音楽との出会いが人との繋がりを広げ、今の私を支えて下さっていると思わずにはいられません。
震災後、じっと車の中で聴いた「父の言葉」、育てにくさを持って産まれた我が子に詫びながら歌った「海よりも空よりも」、夜空を見上げ、ふと口ずさんだ 「星降る夜に」いつも晴美先生の音楽に癒され、励まされて来ました。
晴美先生、素敵な音楽をありがとうございます。
これからも微力ですが先生の音楽を沢山の方に聴いていただけるように頑張っていきたいと思いますので、御指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

4月の演奏会では優しい気持ちが会場いっぱい溢れますように…そして9月、秋の空高く、天に舞うがごとくに晴美先生の曲を仙台の街に響かせたいと思いま す。   
 5月のクルージング、楽しみにしております!

佐賀慶子

   佐賀様、今後共どうぞよろしくお願いいたします。5 月は、再会を楽しみにお待ち申し上げております!
  もうお一方 日本合唱連盟の岩田正彦様からの嬉しいお便りをご紹介させて頂きます。


 晴美先生お久し振りです。ご無沙汰しておりますが、お変わりなく御活躍でしょうか?
実は 先日大変嬉しい事がありました。と言いますのは、私が指導する埼玉の久喜市で活動している〈レ・コンソグラ〉と言う女声合唱団が先月(3月)開催さ れた埼玉県お母さんコーラス大会に出場し、きわめて優秀と認められ7月に前橋市で開催される関東大会に出場する事になりました。先日の埼玉大会には71団 体が出場しましたが、前年度までは関東大会に出場するには、出場を希望する団体から抽選を行い、13団体程が関東大会に出場していたのですが、今年度は4 団体をコンクール形式で選考し、残りを従来通り抽選で選出する方式がとられました。
それで、私の指揮する〈レ・コンソグラ〉は、幸いにもその4団体の中の1つに選ばれて、晴の関東大会出場となりました。
前置きが長くなってしまいましたが、何より晴美先生にお知らせしたかったのは、今回、晴美先生の不朽の名作「母に贈るうた」を選曲し、その演奏が審査員の 方々に深く感動して戴けた事をご報告したかったのです。
先日、晴美先生から「母に贈るうた」が誕生して、今年で20周年を迎えたとのお話しを伺いましたが、折りも折り、この記念すべき年に、「母に贈るうた」を 歌わせて頂き、それが審査員の方々に感動を与える事が出来ました事は、晴美先生を深く尊敬し、先生の音楽を演奏できる事を無上の喜びとしております私にと りまして、これ程の幸せはありません。
「母に贈るうた」は詞と音楽が正に融合した素晴らしい歌曲ですが、美しいメロディーと、何処までも暖かく、豊かな音楽は晴美先生の全てが表現されていると 思っております。
県大会当日の演奏の際、客席から「何て素晴らしい曲なのでしょう」「涙が止まりませんでした」「私達の団でも是非歌いたい」等々大きな反響を呼び起こし、 様々な感動の声が飛び交った様でした。
その様な状況を知って、晴美先生の音楽を客席の方々に少しはお伝えする事が出来たのかと、団員共々嬉しい気持ちで一杯でした。
7月には再度「母に贈るうた」を関東大会のステージで演奏致します。
母に寄せる心からの感謝の気持ちを精一杯表現してまいりたいと思います。
晴美先生ありがとうございました。
レ・コンソグラ指揮者
岩田正彦

 2 日間に亘って行われたこの大会で、「母に贈るうた」を歌われた団体が3組あったそうですが、他の団体が規定の時間内に2曲歌われる中、この団体だけが「母 に贈るうた」1曲だけをじっくりと丁寧に歌われていたと、偶然この大会を聴かれた方から伺いました。プログラムの〈レ・コンソグラ〉メッセージ欄には『結 成47年を迎えます。こまやかにご指導くださる岩田先生のもと、曲に込められた想いを優しく、そして美しいハーモニーで表現出来たらと思います。』とあり ました。結成47年…きっと、深みのある温かな歌が、会場に沁み渡ったのではないかと思いました。
 心こめて臨んで下さいました岩田先生始めレ・コンソグラの皆様に、深く感謝申し上げます。
これからの益々のご活躍をお祈りしております! 


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