和やかに…そして感動の4周年パーティ

 6月29日(日)東京日比谷のシーボニアメンズクラブに於いて「高橋晴美の音楽ネットワーク4周年記念パーティ」が開催されました。
 第1部のオープニングは、女声コーラスハルミングの軽やかな歌声から始まりました。ハルミングはコーラスハルミオンの中から選ばれた音大やプロの合唱団で歌ってきた経験を持つ実力集団です。ハルミングの歌は開演前の硬く緊張した会場の雰囲気を一気に明るく楽しいものに変えました。
  1部の後半はコーラスハルミオンの混声合唱です。今回の指揮は1月から合唱指導をして頂いている大塚由乙先生です。大塚先生のグイグイひっぱていく熱血指導で「Into the Light~光への旅立ち」の初演にこぎ付けました。今回のハルミオンには雙葉学園のパパさんも数人参加されました。そして1部の最後の曲は「Cantare〜歌よ大地に響け〜」です。合唱団員は皆特別な思いでこの曲を歌いました。数週間前、晴美さんの曲を愛し「晴美さんの音楽を世界に!!」と願ってきた私たちに大きなプレゼントが届いたからです。

【Cantare〜歌よ大地に響け〜が教科書に掲載】
 それは2004年4月から使われる高校2年の音楽教科書(音楽之友社刊)にCantareの掲載が決まったという知らせです。来年の4月から全国の高校で若者たちが晴美さんの曲を歌うことを想像するだけで感慨深いものがあります。

エピソードをお話になる小野瀬先生

  この曲を歌う前に、教科書編集委員でコーラスハルミオンの設立当時からの常任指揮者でおられる小野瀬照夫先生に教科書採用に至るまでのエピソードをお話いただきました。各学校で、試験的に音楽の授業で晴美さんの曲を取り上げて歌った子供たちの反応をみて、いかに子供たちが喜んで歌い、このような新しい曲を求めているかを知り驚いたとお話になりました。そしてこれをきっかけに、日本の多くの若者たちに晴美さんの曲を歌ってほしいと言って結ばれました。

恋ほろりんを踊る板倉リサさん

  第2部は板倉リサさんの創作ダンス「恋ほろりん」の後バークリー音楽院を卒業し5年振りに日本で歌う永堀智子さんです。板倉リサさんは晴美さんの「愛のピアノ」を聴きその虜になったそうで、美しく素晴らしい踊りを披露 してくれました。永堀さんはアルバムに入っている3曲の他に英語に訳した曲を歌いました。いずれの歌も絶品でした。会場からはため息と涙と感動の波動が伝わってきました。1ヶ月たった今でも賛辞の声が寄せられています。

  食事タイムを挟んだ和やかな会場で、晴美さんの名曲の数々に酔いしれる感動のパーティでした。今回は初めて参加された方も多数居られたようで、終了後にはHarumi's World を満喫された方々と晴美さんとの交流の輪が いつまでも続いておりました。

終了後晴美さんを囲んで

 


〜 ネットワーク4周年記念パーティプログラム 〜

  作詞・作曲・編曲:高橋晴美  合唱指揮:大塚由乙

  Piano:高橋晴美 Bass:野中英士 Perc.:八木秀樹

第1部

Appearance of Dream 〜今夢が目を覚まして〜   女声コーラスハルミング

窓をあけてみたら
母に贈るうた
今日−虹を渡る日                      遠藤いつ子
少年(作詞:中野彰子)                    山森義之
二人を乗せて                                  コーラスハルミオン
Into the Light 〜光への旅立ち〜
ひとつ
Cantare 〜歌よ大地に響け〜

……………………………………歓談・食事タイム ………………………………

2

恋ほろりん                      Dance  板倉リサ
A Song of Delight 〜至福のうた〜               永堀智子
Beautiful Days
海よりも空よりも
父の言葉
Last Song 〜去りゆく人へ〜
Hitotsu(One)

【初めて参加した感動の4周年記念パーティ…梨羽侑里さん】

 昨年12月、ミネハハさんの所へCDをお願いするつもりでかけた番号、それが晴美さんとの出会いでした。明るくそれは明るくさわやかに、「ひとつ」の感想を言う私の言葉を包み込むように受け止めてくださいましたね。すぐに送っていただいた「愛のピアノ」、素晴らしい!!というのを通り越して仰天してしまいました。表現出来ないほどやわらかく、優しく暖かい、しかも高い響きに体中がとけていく感じになっていたその時、ふと「えっピアノの一音一音て完璧な球体だったの?」とステレオをじっと見つめてしまいました。

ピアノに息吹を与えるという晴美さんの演奏

 しかもプル プルきらきら光の天使が優雅に踊っているような…。その光もきらっ!という のではなくもっと内奥から輝きだすような…。そしてステレオの奥で、晴美さんの手がそおーっとピアノを愛撫するようにふれ、そおーっと離してゆくのを感じ、そのピアノが息吹を与えられ、動き出し、とても喜んでいる、そんな童話の世界のような絵が浮かびました。晴美さんの手はピアノを生き物にしてしまうのでしょうか?
 6月29日のコンサートは愛と光に漬け込まれ、すべてのストレスが吹っ飛んでいくようでした。特に一番感動的だったのは、コーラスの方、独唱の方、司会、踊られた方、観客全てに、晴美さんが本当に心から心から"ありがとう"と体中から表現されていた事でした。こんなにまで謙虚に本物の感謝を持っていらっしゃる方だからこそ、あれだけの高い響きの詞、曲が生まれてくるのですね。
 永堀さんの「父の言葉」「Last Song」は涙が止まらず困りました。どんなに絶唱されても、あの歌詞がモノローグのように、永堀さんがおしゃべりしているように囁きのように聴こえました。一瞬のブレもなく私を、晴美さんの独奏、永堀さんの独唱の光彩なす世界の中に高め上げてくださいました。ただ、ありがとうございます。 昨秋、「本当の幸せ感じたいな…優しい人でいたいな」となんとなく思っていたら、神様はちゃんとここへ連れてきてくれました。 帰り道、背筋を伸ばして、希望に燃えて歌い続けていました。



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