素晴らしいめぐり逢いに感謝  堂田桂子

 佐倉男性合唱団創立25周年記念演奏会に女性合唱団“くるみいず”と共にHarumi's world を歌われた堂田桂子さんに、晴美さんの曲に出会ってから、今までを綴っていただきました。
 
 「星降る夜に」「海よりも空よりも」「Cantare〜歌よ大地に響け」の3曲を昨年の11月30日、『佐倉男声合唱団創立25周年記念演奏会』に、混声合唱で歌わせて頂きました。いつも女声コーラス“くるみいず”の指導をしています私にとりまして、男声の厚みのある深い声に支えられての合唱は、より感動的で幸せなひと時でした。
 その上ゲストとして、晴美先生と佐古様がおいで下さいまして、ご挨拶を頂戴いたしました。先生には次の日にプラハ行きを控えられており、大変お急がしかったにもかかわらず、はるばる佐倉の音楽ホールまでお越し下さいました。団員はじめ、ご来場されたお客様方も大変感激しておりました。ありがとうございました。
 先生の曲との出会いは、とても感動的なものでした。その出会いから2年半、なんと多くのステキな方にめぐり逢って来たことでしょうか。先生の曲に感動した方々とのめぐり逢いの不思議さを思わずに入られません。


“佐倉男声”“と“くるみいず”が歌う高橋晴美の世界


 あれは、2001年の8月でしたでしょうか、高校時代の友人であった、大塚由乙さんが『高橋晴美の世界』というタイトルでリサイタルを催されました。もちろん伴奏は、晴美先生の美しいピアノでした。何曲か聞かせて頂くうちに、涙があふれてまいりました。美しいメロディー感動的な詩、キラキラした歌声、いつしか、晴美先生の曲に夢中になってしまったのです。このような大きな感動に包まれたことはありませんでした。その中で、何曲かをソロで歌いたくなりました。また、リズミカルで、明るい曲は“くるみいず”の皆様にも歌ってもらいたいと強く思ったのです。とても強烈な印象でした。
 半年ほどして、何と憧れの晴美先生に、お目にかかるチャンスに恵まれました。その頃、県立船橋高校の先生をしていらした大塚さんが、合唱部の練習に晴美先生がいらっしゃるという事で、私を呼んで下さったのです!
 さわやかで、礼儀正しい船校の生徒さんの混声合唱は素晴らしく印象的でした。また、明るくお優しい晴美先生と直接お話出来、作曲された頃のお気持ちをお伺いできましたことは、とても幸せでした。大塚さんありがとうございました。今も感謝の気持ちでいっぱいです。
 その後レッスンにもお伺いしながら、“くるみいず”で「母に贈るうた」「Jewelry Time」「窓をあけてみたら」等々を合唱際で演奏させていただきました。そしてその演奏をきっかけに、さらにステキな方々とのめぐり逢いがありました。
 小学校の音楽の先生でいらっしゃる、稲川先生が、「母に贈るうた」の楽譜を見せて欲しいとおっしゃって下さったのです。早速晴美先生をご紹介いたしました。その事が、千葉市の小学校の先生で、PTAコーラスもご指導なさる、藤岡先生と広がりました。藤岡先生は、「ひとつ」を小学生に、「母に贈るうたを」PTAコーラスでと、親子のスプリングコンサートで演奏されました。さらに、小学生のための、合唱曲の作詞、作曲をなさる大嶋先生も晴美先生の曲に感動してくださいました。
 6月29日の4周年記念パーティには、大塚先生をはじめ稲川先生、藤岡先生、大嶋先生ご夫妻、大嶋先生の奥様のご友人の松本先生と、皆様がご出席され本当に楽しいひと時でした。 晴美先生の曲に感動した方々の輪はさらに広がり続け、今回の25周年記念演奏会へと繋がっていったのでした。

ご挨拶する晴美さん

 『佐倉男声合唱団』の皆様のお手伝いという形で“くるみいず”は混声合唱団に参加する事となったのですが、その曲選びの話し合いの中で、担当の平山さんと、指揮者の篠田さんに晴美先生のCDを聴いて頂きました。はじめ、他の曲を候補として持っていらしたのですが、「感動的で、美しい曲ですね、素晴らしい!」とすっかり気に入って下さったのです。私もいつか混声合唱で演奏してみたいと、夢見ておりましたので、その場で、意気投合したのでした。男声合唱団のメンバーの多くの方々からも、支持を頂き、今回演奏する運びになったのです。 指揮者の篠田さんは「美しい日本語で、詩の心を表現したい」と実に情熱的なご指導をして下さいました。 演奏会の後、多くの方々からのご高評を頂戴いたしました。「涙がこぼれました」「美しい曲で素晴らしい」「晴美先生の合唱譜を入手したい」等。さらに多くの方々へ、感動の波が広がっていったのでした。これからさらに人と人との素晴らしい出会いへと繋がっていく事でしょう。
いまは、高橋晴美先生の素晴らしい曲に、めぐり逢えた事、その曲を通し、さらにステキな方々にお会いできました事に心から感謝をしております。これからも、5月15日の5周年記念コンサートに向け、新しい出会いを楽しみに、今から心弾ませております。晴美先生、皆様本当にありがとうございました。

 


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