ご あ い さ つ

 新世紀あけましておめでとうございます。
 皆様、それぞれに夢と希望に胸ときめかせながら21世紀を迎えられた事と存じます。鳥のさえずりに耳を傾けながら青く澄みわたる空を眺めてますと、こうして平和な‘時’に身をゆだねていられる事のありがたさ、皆で新世紀を迎えられた事の喜びをしみじみと感じます。
 昨年はオーケストラの編曲からスタートし、ポーランドにおけるワルシャワフィルとのレコーディング、音楽之友社発刊のミレミアム2000“夢飛行”をはじめとする合唱曲の編曲等とても思い出に残る有意義な年でした。
 振りかえってみますと、昨年1月にオリジナル合唱団(コーラス・ハルミオン)が発足して以来、まるで何かに導かれているかのように、次から次へと運ばれていったように思います。多くの出逢いに感謝の思いでいっぱいです。
  11月25日に行われた“けやきホール”での親睦会コンサートで、小野瀬先生率いる川越女子高校音楽部の皆さんによるアカペラの“星降る夜に”と“母に贈るうた”は舞台の袖で聴いていた私も感無量でした。又、昨年たまたま耳にした小学校五年生が歌う“夢飛行”の合唱は私にとって衝撃的なものでした。その歌声は詩の通り夢と希望に満ちていて、まっすぐにこれからの時代に伸びてゆこうとする限りない生命力にあふれていました。?いい仕事を重ねてゆかなくては?彼ら彼女らの歌声は私に音楽を通して次の世代に伝えてゆかなくてはならない使命感のようなものを、その喜びを教えてくれました。
  今年もいくつかの合唱団で、いろいろな作品をとりあげていただける事となりそうです。そのようなわけで新年早々毎日譜面に向っております。与えられている‘時’の中で、1つ1つ丁寧に、愛をこめて音楽を織り成してゆきたいと思います。そして皆様と共に歩んで参りたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
 
 

2001年1月 



 

高橋晴美 
  
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