Chorus

コーラスハルミオン

鶴見「東日本大震災チャリティーコンサート」レポート

(堀江熙 記)

横浜市のイーエムピアノネットワーク社(代表・枝根誉志氏)が自社の創立40周年を記念して開催した 『東日本大震災で親を亡くした1500人の子供達支援チャリティーコンサート』が、2012年9月2日(日)、横浜市鶴見区の「鶴見区民文化センター サルビアホール」で行われ、ハルミオンは第2部のステージ「高橋晴美の愛と希望の世界」に、混声合唱団「カント・ハルモニア」とジョイント出演しました。

【写真・上】カント・ハルモニアとのジョイントで「ありがとう」を歌うハルミオン(最前列)。

550人を収容する会場はほぼ満席。第2部の開演を告げるインストゥルメンタルに大きな拍手がわき上がりました。このステージでハルミオンは「窓をあけてみたら」を指揮者なしで、次いで「母に贈るうた」を中山宏子さん(ハルミオン団員)の指揮で歌いました。コンサートのステージで指揮者を置かずに演奏したのは初めてでした。また、中山さんはコンサートの大舞台で合唱団とオーケストラを見事にまとめ上げ、大役をやり遂げました。

今回の目玉は、なんと言ってもカント・ハルモニアハルミオンジョイント演奏でした。カント・ハルモニアは、晴美先生のご主人・高橋裕先生の指導で「高橋晴美の世界」を歌っている合唱団だけに、ハルミオンとの呼吸もピッタリ。この日は、「ありがとう」「八幡小学校校歌 ~今、思い出を輝きに変えて~ 」「ひとつ」「Pray for the Earth ~願い~ 」「Cantare ~歌よ大地に響け~ 」の5曲を高橋裕先生が指揮する高橋晴美オーケストラの伴奏で歌いました。アンコール曲は「ひとつ」でしたが、晴美先生の「ご一緒に歌いましょう!」という呼び掛けに、大半のお客様がプログラムに折り込んであった歌詞カードを取り出して、ステージと一緒になって大きな声で歌ってくださいました。

その歌声には、単にステージと会場が一つに溶け込んだと表現する以上の温かい"響き〟がありました。被災地の復興をひたすら願う心が、この〝響き〟を生み出したとしか思えませんでした。

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