2024年 梅雨号
 梅雨に入り、雨に濡れた色とりどりの紫陽花が今年も心和ませてくれています。皆様お元気でいらっしゃいますか。

 5月30日には、石井智子さんに『ひとつ』の英語バージョンを歌っていただき、感動のレコーディングが行われました。ニューバージョンのピアノトリオのバックで、先ずは1番2番3番を日本語、4番を英語で歌うバージョン、2つ目は初めから英語のバージョン、そして、最後にスペシャルジャズバージョンの『ひとつ』と、3通りの『ひとつ』を歌っていただきました。

 以前、智子さんがバークリー在学中に、私が弾いたピアノのニューバージョンの伴奏CDを送り、その伴奏で英語バージョンの『Hitotsu』を歌って送り返していただいたことがありました。あの時の智子さんの歌も素晴らしいものでしたが、今回の歌は、あの次元を遥かに超えたものでした。

 歌は、その人と共に年輪を重ねるのだなあ…と、智子さんの人生とお人柄が醸し出す魅力に圧倒されました。

一昨年から、私は、沢山の身体的な禊をいただきながら、物事の本質をじっと見つめる機会をいただきました。秋には突発性難聴による初めての入院を体験、両耳に耳栓をして演奏するという前代未聞のコンサートも体験、そして、今己が成すべきことに気付かせていただき、目を覚まされ動き始めました。

 今まで以上に、切なる平和への願い、世の人々の幸せのためにちっぽけな自分でも何か出来ないものか、武器で戦争を制圧するのではなく、愛でとかしてゆくためのお手伝いが出来ないものかと強く思った私は、その想いを智子さんに語りました。

 智子さんは、その想いをしっかりと受け止めてくださり、レコーディングに臨んでくださいました。

 最後のワンテイクを歌い終わった時、私は胸が張り裂けそうでした。エンジニアの梶さんも涙し、夫も鼻を噛むほど、平和を切望する智子さんの叫びと愛の祈りがこもったテイクでした。

 実際には、鶴見さんのレコーディングの時に、英語の発音を智子さんに指導していただくようにと智子さんをご紹介させていただいたことがきっかけでしたが、熱心に指導してくださる智子さんの動画を拝見してひらめいたのが、智子さん自身の英語バージョンレコーディングと、コーラスハルミオンへの英語バージョン指導でした。

 丁度そのタイミングに、小野瀬先生が急用でハルミオンの指導が出来なくなるというような事態となり、仕組まれたように6月22日に、コーラスハルミオンで智子さんに指導していただくという奇跡的なレッスンが可能となったのでした。

 直前迄智子さんとやり取りしながら、当日は、本当に得難い貴重なレッスン時間となりました。動画で、口の動きを撮り、後からリピートして練習出来るようにという智子さんの心熱き図らいで、ハルミオンの団員にとっては感謝に堪えない貴重なレッスンとなりました。

 嬉しいことに、小野瀬先生が時間を調整して聴講にいらしてくださいました。今、小野瀬先生は、東邦音楽大学の1年生と2年生100名に『ひとつ』の混声合唱を指導していらっしゃいますが、その中に中国人が何名かいらっしゃるとのこと。先日は練習風景の動画を送ってくださいましたが、これからどのように歌い込まれてゆくのかとても楽しみです。因みに東邦音楽大学は、石井智子さんの母校で、彼女は在学中にはピアノ科で活躍し、首席で卒業されたあと、歌に転向されてバークリー音楽院に留学されました。御縁とは、本当に不思議なものです。みんなどこかで繋がっているのですね…。本当に、人間は皆、同じ同胞、仲良く愛し合うために生まれてきたのですから、その真の喜びを分かち合いたいものです。


平和祈念公園『平和の礎』が語りかけてくるもの

空と海がとけてひとつ あなたの心にとけて生きる
空に星がとけてひとつ あなたの人生にとけて生きる
あなたの部屋に野の花ひとつ いつも安らぎを届けてあげたい
あなたのために何かひとつ 今日も新しく生まれ変わりたい
人と人がとけてひとつ 今日も幸せ感じ合いたい
国と国がとけてひとつ その日を信じて今日も生きる
人と人がとけてひとつ 今日も幸せ感じ合いたい
国と国がとけてひとつ その日を祈って今日も生きる

 この美しい空と海に向かってこの場所にたたずんでいると、毎回、胸が熱くなり込み上げてくるものがあります。1995年の6月に、太平洋戦争、沖縄戦終結50周年を記念して建てられた沖縄平和祈念公園の『平和の礎』。同じ1995年6月に初演が行われた『ひとつ』。

 まるで『ひとつ』の祈りをそのまま表したようなこの景色…。初めて此処を訪れた時に、感極まって立ちすくんでしまった事を、この地を訪れる度に思い出します。
来年、太平洋戦争、沖縄戦終結80年を迎え、『ひとつ』誕生30周年を迎えるにあたり、私は再び平和の礎を訪れ、御霊の安らかなる事、世界の平和を切に願って、祈りを捧げて参りました。

 炎天下の沖縄は、立っているだけで汗が零れ落ちてきます。この日は、再度勃発した紫外線アレルギーで顔は赤く腫れ上がり熱く火照ってはおりましたが、不思議とこの場に佇んでおりますとそれさえ忘れました。有川玲子さんの叔父様もこの沖縄戦の犠牲になられて、礎にお名前が刻まれておりました。私の叔父も太平洋戦争の学徒動員で命を落としております。母から、叔父が学徒動員で出征する時に、見送りながら人間の目からこんなにも沢山の涙が零れるものかと思ったと何度も聞いており、叔父が亡くなった時には、祖母の涙腺が壊れたのではないか気が触れたのではないかと近所で噂されるほどの悲しみようだったと聞いております。

 年月が経つにつれ、戦争の痛みを知る人が段々といなくなって行く今日、与えられている命、与えられている時間を大切に使わせていただかなくては!と切に思います。そして、平和の礎の前に立ち、己の為すべきことを再確認し、気持ちを新たにして又、歩き始めるのです。
ちっぽけな人間一人…、されど一人が愛を実践しなければ何も始まらない。戦後80年を迎える来年、『ひとつ』誕生30周年を迎えるにあたり、身が引き締まる思いで礎をあとにしました。

 これからも、どんな時も希望を捨てずに愛を湛えて『高橋晴美の愛と希望の世界』をお届けしてまいりたいと思います。
温暖化が益々進み、酷暑の夏を迎えますが、どうかくれぐれも御身お大切になさいまして、笑顔と感謝に満ちた日々をお過ごしくださいませ。

2024年7月吉日
高橋晴美
高橋晴美の音楽ネットワークのご案内
『高橋晴美の音楽ネットワーク』は高橋晴美の音楽の素晴らしさや聴いたり歌ったりする喜びを分かち合い、高橋晴美の音楽をもっともっと日本中いや世界中に広めて行きたいという思いで立ち上げた音楽ネットワークです。

会報の発送などはすべて有志のボランティアで行われておりますが、ホームページの作成及び維持費、郵送費、紙代、印刷代などは会費によって賄われています。

会員の皆様には、数々の活動状況も含めホームページ、メールや郵送で皆様方のもとに届けさせて頂くだけでなく、CDやDVD、親睦会、コンサートの料金割引等の特典もございます。 高橋晴美の『愛と優しさの輪』を拡げてゆくために是非、音楽ネットワークのご入会、ご協力のほど宜しく御願い申し上げます。

「高橋晴美の音楽ネットワーク」は、1999年6月に設立、2024年2月に25周年を迎えました。これもひとえに皆様の温かなご支援のお陰と、心より篤く感謝、御礼申し上げます。
これからも、溢れる愛と希望を歌に乗せて、一人でも多くの方にお届けしてまいります。
今後とも、変わらぬご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
◆更新に関しまして

毎年2月は後援会の更新月にあたりますので、お手数おかけいたしますが、更新手続きをお願いいたします。
又、新規入会の方も宜しく御願い申し上げます。

◆年会費に関しまして

・PCメールでのニュースご案内をご希望の方:年会費2,000円
・郵送でのニュースご案内をご希望の方:年会費3,000円

上記の年会費を下記へお振り込みください。
窓口からお振込みの場合
・振込先 :ゆうちょ銀行
・口座名 :高橋晴美の音楽ネットワーク
・口座番号 :00180-1-446596
ゆうちょ銀行のATMからお振込みの場合
・振込先 :ゆうちょ銀行 ○一九(019)支店
・口座名 :高橋晴美の音楽ネットワーク
・口座番号 :446596
・預金種別 :当座預金
他の金融機関のATMからお振込みの場合
・振込先 :ゆうちょ銀行 ○一九(019)支店
・口座名 :高橋晴美の音楽ネットワーク
・口座番号 :0446596
・預金種別 :当座預金

※メール会員ご希望の方は、必ずメールアドレスをご記入ください。
高橋晴美の音楽ネットワーク 運営委員 (五十音順)
有川玲子 鴨下恵 後藤敬子 櫻田富恵 佐々木理保子 高橋裕 高橋有里子 竹内友英
坪田恵美子 中西由美子 中山宏子 西史子 堀内直治 堀江熙 妙圓薗猛 横山敏由紀 若林悟

高橋晴美のオリジナル曲を歌う直属の混声合唱団「ハルミオン」で一緒に歌ってみませんか?
詳細はこちら♪ 練習日程
▲TOP
Close