高橋晴美の音楽ネットワーク ニュースレター      

 

 9月に入り、朝夕には涼しい風が吹く季節となりましたが、皆様夏の疲れは出ていらっしゃいませんか。早いもので、10月5日の新潟三条でのコンサートまで、1ヶ月を切りました。

 先日、ホール打ち合わせと紫苑コーラスの練習指導を兼ねて、三条のコロナホールまで行ってまいりました。三条には丁度「ひとつ」のシングルCDが誕生した頃、1度訪れたことがございますが、雪の季節だったため、真っ白な世界がとても印象的でした。あれから10余年の歳月が流れましたが、このコンサートのきっかけとなった曲はやはり「ひとつ」でした。昨年の12月、夫が知人にばったり会ったのですが、夫がその方に2月に行われる京都のコンサートの事を話しているのを、そばにいらしたその方のご友人が聞いていらっしゃり、「失礼ですが、あなたは高橋晴美さんとどういうご関係ですか?」と尋ねられたのだそうです。夫は「はー、僕は一応夫をやらせていただいております。」と応えたのだそうですが、実はその方がコロナの社長さんで、奥様は10余年前「ひとつ」をお聴きになられた時からネットワークの会員でいらしてくださったのです。このようなきっかけから、このコンサートのお話をいただくこととなりました。本当に人のご縁とは不思議なものです。それに加えて、このコンサートの最後に出演してくださる紫苑コーラスは、既に合唱祭で「ひとつ」、「Cantare〜歌よ大地に響け」、「星降る夜に」、「母に贈るうた」などを歌われた事がある合唱団で、その指揮指導者の高橋哲也さんはネットワーク会員でもいらっしゃいました。

 強力なご縁で行われるコンサートですが、東京からもハルミオン団員の数名が、CD楽譜販売、取材などのお手伝いに駆けつけてくださることになり、紫苑コーラスの皆様とジョイントさせていただく事になりました。

 今回の会場であるコロナホールの建物の中には、コロナのミニ博物館があり、歴史を追って陳列されているストーブに思わず「懐かしい!」と声を上げてしまいました。お越しの際には、是非、ご覧になっていただきたいと思います。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

♪ 内田敏子さんからのメッセージ ♪

 昨年末、私の主人が晴美様のご主人に共通の友人を通して初めてお会いし、それが今回三条でコンサートを開くきっかけとなったのですが、実は私共は晴美様の作品には10年程前に出会っており、ほとんどのCDを持ち、ずっとファンでした。10年前に聴いた「ひとつ」。ここから総てが始まりました。その時の感動が一主婦だった私を突き動かし、大勢の人を集め、これまで何回も様々なコンサートを開く基となりました。

 身近な親しい人に、三条の人たちに、よい音楽と出会ってほしい、生の音楽を聴いて感動を共にしたい、いつもその思いです。思えば、愛と優しさに溢れた晴美様の音楽にはこれまで、どれほど慰められ、癒されたでしょう。「愛のピアノ」は3年半の間、病室の私の父の傍らにも流し、付き添った母も一番のお気に入りでした。

 先月、下見とコーラスのレッスンでコロナホールに晴美さんがお出でになりました。その時弾かれたピアノの音色の素晴らしさ!皆さんに聴いて頂ける日が待ち遠しいです。

こんな大きなコンサートを開くのは初めてで、行き届かないことがたくさんあることと思いますが、来てくださった方々に喜んでいただけるよう多くの方に手伝っていただきながら精一杯準備をしてまいります。皆様のお越しを心よりお待ちしております。


内田敏子



♪  出会い ♪

 人生には様々な出会いがございます。歳を経るごとに、出会いの妙をしみじみと感じさせられる今日この頃です。出会いといえば、昨年11月に山形県酒田市を訪れたことは生涯忘れられない思い出です。毎年行われる酒田市中学校合唱祭の最後に、必ず何か1曲、全校生徒で歌う事になっているとの事ですが、昨年はその曲が「ひとつ」という事でお招きに預かり、酒田市中学生全校生徒が歌う1000人の「ひとつ」を聴かせていただきました。

 丁度、セシオン杉並で行われた「広島・長崎 平和の祈り五色のコンサート」で「ひとつ」の大合唱を演奏させていただいた翌日の酒田での「ひとつ」。翌朝は酒田市を観光し、3日間の美しい感動を胸に陸路で高山に向かったのですが、慌しいスケジュールにも拘らず、その道中に新しい曲も授かりました。あの日の事はまるで昨日の事のように、深い感動と共に鮮やかに記憶に残っております。

 先日、あの時に大変にお世話になった池田校長からメールが入り、『今年から暫くの間、全体合唱は「ひとつ」を歌う事に決まりました。』とのご報告がございました。そして光栄な事に、作詞・作曲のご依頼までいただくこととなったのです。今まで、どなたかの詞に作曲させていただく事は何度かございましたが、職業作詞家でない私に、作詞・作曲の依頼とは・・・責任重大です。しかし、酒田を想う時に、あの情景がよみがえり心躍ります。

 この出会いを大切に大切に受け止めて、精一杯の誠でお応えしたいという思いで一杯です。

 

〜 高橋晴美先生との出会いから見出した、生きる道 〜

  5月の名古屋公演直前に彗星のごとく現れた濱松由美子さんが、出会いについて語ってくださいましたので、ご紹介させていただきます。

 私は幼いころより歌う事が大好きで、歌手を志し、声楽を習ったり、ポップスを勉強したり、留学もしましたが、歌いたい音楽を見つけられないでいました。

 昨年末まで、歌のお姉さんになって、全国の幼稚園や小学校を回っていましたが、歌を通して喜んでもらえる幸せを感じるものの、心のどこかで、本当は何を歌いたいのだろうと思っていました。
 そして今年、運命の時が来ました。それは、存じ上げてはいたものの、雲の上の存在だった高橋晴美先生との出会いです!以前に友達とコーラスグループを作ったときに「ひとつ」を歌い、なんて素晴らしい曲を書かれるのだろうと思っていましたが、まさか晴美先生の下で勉強させていただけるとは夢にも思っていませんでした。

 初めて晴美先生ご自身が歌われた「高橋晴美 愛をうたう」のCDを聴いた時に、激しい衝撃を受けました。今まで聴いた事がなかった、それはそれは深い愛が詰まった言霊が、清らかな音楽に溶け合って、私の心というより、もっと深い、魂にまで響いてきました。

 「歌う」ということはこういう事なのだ!と教えられました。こみ上げる涙をぬぐい何度も何度も繰り返し聴き入り、気が付くと朝日が顔を覗かせていました。

 この時に、自分が追い求めてきた音楽は、晴美先生の世界だと気付かせていただいたのです。
それからというもの、晴美先生の想いに近づこうと練習するたびに、涙が自然と溢れ、音楽の素晴らしさ、出会わせていただけた事、晴美先生の下で歌わせていただける有難さに感謝の思いが込み上げてき ます。先生の音楽は、未熟な私を優しく受け入れ育ててくれます。

 また、先生のお優しく、時には厳しく、愛に満ち溢れたお人柄に憧れます。

 人としても目標とする方に出会い、追い求めてきた音楽に出会い、今はずっと引っかかっていた不安がなくなり、希望に燃え、愛で満ちています。

 これからは、誰よりも応援してくれた今は亡き母のためにも、晴美先生の音楽を通して、一人でも多くの方に愛をお届けさせていただけるようがんばります。

 どうぞよろしくお願いいたします。


濱松由美子


♪ いつまでも初心を忘れないで、愛の歌を深めていってください。


♪  現在決定している今後のコンサートの予定 ♪

2008年10月5日(日)18:00開演「高橋晴美 愛と癒しの歌in 三条」新潟三条コロナホール
 出演:高橋晴美トリオ(ベース:芹澤シゲキ,ドラムス:八木秀樹, フルート:後藤玲子)
 歌:遠藤いつ子、古野 綾、杉浦真理 紫苑コーラス


2008年11月7日(金)「ヒロシマ・ナガサキ平和の祈り 五色のコンサート」に出演  杉並公会堂 
 
昨年に引き続き、イベントの最後に「ひとつ」「Cantare 歌よ大地に響け〜」の2曲のみ演奏させていただきます。(指揮:高橋裕 ピアノ:高橋晴美 オーケストラ・アンフィニ) 
  合唱団は前回と同様に募集中。詳しくはホームページをご覧ください。
http://blog.canpan.info/peace/


2009年12月5日(金)19:00開演「ハルミズワールド〜クリスマスライブ」 新宿ミノトール2
 出演:高橋晴美カルテット(ベース:芹澤シゲキ,ドラムス:八木秀樹,フルート:後藤玲子)
 歌:遠藤いつ子、古野 綾



2009年2月14日(土)山形県余目市響ホール「高橋晴美 愛と癒しの歌in 庄内」
 出演:高橋晴美カルテット(ベース:芹澤シゲキ,ドラムス:八木秀樹,サックス:大和田雅洋)
 歌:遠藤いつ子、古野 綾、杉浦真理、コーラスハルミング、コーラスハルミオン、
 山形の出演者:女声合唱団「コーラスひまわり」、
 男声合唱団「SYONAI」、 コーラス若浜、あまるめ少年少女合唱団の中高生)他。
 町の支援事業として決定しました。
 会報「夢飛行」23号でもお馴染みの山形の長谷部浩さんが発起人となり、6月には実行委員会が立ち上がり ました。昨年酒田で行われた「酒田市中学生合唱祭」の合同合唱曲に「ひとつ」が選ばれたことがきっかけと なり、コンサートへの運びとなりました。


2009年3月7日(土)盛岡市キャラホール「杉浦真理 高橋晴美の世界を歌う」
 CD「高橋晴美in ワルシャワ」でお馴染みの杉浦真理さん(旧姓目黒まり)が、
 今回初めて、全曲高橋晴美作品のソロコンサートを行います。
 出演:高橋晴美カルテット(ベース:芹澤シゲキ,ドラムス:八木秀樹サックス:大和田雅洋)
 ヴァイオリン:道橋倫子(友情出演)指揮:高橋裕 合奏団アンフィニ(東京)
 歌:遠藤いつ子、古野 綾、杉浦真理、女声コーラスハルミング(東京)、ひろせ合唱の会(仙台)


詳細が決まりましたら後日お知らせいたします。お近くにお住まいの方がいらっしゃいましたら、是非お声をおかけくださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。
             

2008年9月吉日 高橋晴美
            

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