猛暑が続いておりますが、皆様お変わりございませんか。去る８月９日、三島プラザホテルに於きまして、 遠藤いつ子〜高橋晴美の世界に出会って10周年〜ありがとうコンサートが行われました。その日は、朝から猛暑でしたが、遠路はるばるお越しくださったお客様で会場は満席となりました。

　今回は、舞台初演の曲が３曲ありましたので、レッスンをしている時から本番を想像して心熱くなるものがあり、編曲をしている時間も胸の高鳴りを覚えました。特に「約束~父へ~」はこの曲が誕生した時に2枚目のCDアルバム作成を決意し、最愛の父の一周忌に自ら歌って録音した忘れられない思い出がありましたので尚更の事、舞台初演への想いは一入でした。お父様を亡くされた遠藤さんの気持ちと父を想う私の気持ちがひとつに重なって天国に向かって真っすぐに昇って行った瞬間でもありました。

　「Birthday’s Memory」も舞台初演でしたが、小口さんのバイオリンのピチカートが実に美しく響いて歌にとけていました。「あこがれ」は、以前コーラスSTが混声アカペラで初演を飾ってくださいましたが、ソロでは今回が初演でした。コーラスハルミングの「Jewelry Time」が終わってハルミングが退場して行く間ピアノでつなぎ、MC無しでいきなりアカペラで歌に入っていきピアノと歌のデュオで演奏いたしましたが、水を打ったような静けさの中に響く「あこがれ」は、何とも切なく美しく、聴いてくださったお客様の心に沁みて行った事と思います。

　後半は、「ひとつ」のニューバージョンで盛り上がり、最後はハルミングだけでなく地元の「コーラス虹の音」のメンバーも加わり「My Eternal Love〜人間讃歌~」でクライマックスを迎えました。

　終演後はCDサイン会を行いましたが、殆どの方が初めてお目にかかる方で、CDを手にして感動の想いを述べて下さいました。声を掛けてくださったお客様の中に、なんとコーラスハルミオン指揮者の小野瀬先生のお姿がありました。温かなご支援をいただいている事に感謝感激でした。そして、懐かしい顔ぶれもございました。「ああ！いらして下さったのだ！」と解かった瞬間の喜びは得も言われぬものがあります。

お暑い中、お忙しい中遠路はるばる本当にありがとうございました。心より、深く感謝、御礼申し上げます。

又、これからも遠藤いつ子さんを温かく見守っていただきたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

　

2013年8月吉日
　　　　　　　高橋晴美

　

10周年コンサートを終えて　　　　　　　　　　　　遠藤いつ子

　“この日のために 生きてきた　今日を夢見て 歩いてきた･･･”「父の言葉」の歌詞のような気持ちで当日を迎えました。そして、「晴美先生を始め、これまでお世話になった方々や応援してくださった皆様、そしてお客様に、精一杯の感謝の気持ちをお届けさせていただこう！」という想いであふれていました。

　会場はたくさんのお客様にお集まりいただき、初めて聴かれる方もたくさんいらしたと思いますが、温かい雰囲気を感じました。素晴らしいミュージシャンの演奏に包まれ、長年一緒に歌ってきたハルミングのメンバーが全員駆けつけてくれて、コーラス虹の音の出演も許され、私にとっては夢のようなステージでした。

　今回、コンサート初演させていただいた曲が3曲ありました。特に「約束〜父へ〜」は、晴美先生がとても大事にされている曲で、この作品が出来上がった時に2枚目のアルバム「愛の贈り物」の制作を決意されたという、それくらい晴美先生のお父様への思い入れの深い曲でした。私の中でも、今度リサイタルをさせていただけることがあれば、ぜひ「約束〜父へ〜」を歌わせていただきたい、そう心の中で温めていました。リハーサルでこの曲のMCをしている時、この曲を歌わせていただける感謝と喜びでグッと胸が熱くなり、涙があふれました。大好きな歌を通して想いを伝えられる、こんな幸せなことはありません。本番では、これまでの感謝と、気持ち新たに、この歌の道を歩んで行くという決意を精一杯込めて、笑顔で歌わせていただきました。

　また、演奏は去ることながら、MCでいかにお客様をその世界に誘って聴いていただくか、ということが課題でもありました。内容からしゃべり方まで、晴美先生に熱心にご指導いただき、魂で歌をお届けするには、魂でお話をする、本気で伝えたいと思ったらしゃべり方も変わってくるんだなということを実感し、とても勉強になりました。

　今回も本当にたくさんの方に支えられ、成し遂げることができました。年を重ねるたびに人様の温かさが身に染みます。まわりに支えてくださる方がいてくださって、本当に幸せ者です。そして、その方達や、また新たに出会わせていただいた方を大切にしていこうと、改めて思いました。それが誰かを愛するということに繋がっていくと思いました。

　あっという間に過ぎていった10年間、あっという間に終わってしまった10周年コンサート。いつも温かい愛で育ててくださった晴美先生、応援し支えてくださった皆様、お集まりくださったお客様のおかげで、10周年の記念となる素敵なコンサートをさせていただくことができました。心より感謝申し上げます。そして、これからもたくさんの方に愛と癒やしの音楽をお届けさせていただけるよう、気持ち新たに歩んでまいります。

　 　遠藤いつ子

　

アンケート用紙ご感想の紹介

・愛と癒やしをいただきました。ありがとうございました。（50代：女性）


・希望をさらにもたせてくれるようなところがあったので、人生にとてもよいと思います。（20代：男性）


・晴美先生の歌詞が又、曲が美しい。それを遠藤いつ子さんが美しいしらべをみごとに歌い上げて感動します。このようなコンサートを幾度も催してくださいますよう。（70代：男性）


・ステキなコンサートで、涙が出ました。（60代：女性）


・今回もとってもとっても感動しました。父のこと、母のこと、子どものこと、友達のこと、いろいろいろいろ浮かびました。ありがとうございました。（30代：女性）


・とてもすばらしいコンサートをありがとうございました。いつ子さんの声や楽器の音がとてもきれいで、それらの合わさった曲の一つ一つがきれいで心地よかったです。その中でも、高橋晴美さんの書く歌詞が心にくるものばかりで、感動しました。今日は本当にいいコンサートをありがとうございました。（20代：男性）


・とてもとても私の心に響きました。これからの私も、コーラスに生かして心に響く歌をずっとずっと続けていきます！！75歳です。これからです。次回を楽しみにしています。（70代：女性）


・本日は心のしんから温かくなる歌声、ありがとうございました。高橋晴美先生と出会って、ライフワークとして取り組む姿に感動しました。言葉のひと言ひと言に心が細やかに入り込み、私たちの胸に届いてきました。想いをみなさんに届けたいという真摯な姿と精進が十分伝わってきました。これからもたくさんの方々に伝えるため、歌い続けてくださいね！！（60代：女性）


・途中から聞かせていただきました。
「少年」の時、涙があふれ出し、自分のなくし物をさがそう!!と思いました。そして、若い子どもの頃の様に、大きな夢を持ち、もう一度がんばろうと思いました!!（20代：女性）


・酷暑の中、コンサートはオリジナルの曲で眠くなるかと思いましたが、演奏が始まったら高橋先生といつ子さんの世界に引きずり込まれて、アルファー波と清涼感に包まれ、あっという間の素晴らしい空間でした。このような素晴らしいコンサートは久しぶりでした。いつ子さんの美声とコンサートは是非聴きにいきたいと思いました。本当に今晩はさわやかな気分です。ありがとう!!（60代：男性）


・詞・曲・すばらしい歌声、とにかく感動し、胸うたれ、心地良い時間を過ごすことが出来ました。（60代：女性） ・初めてこの様なコンサートに来て、とても良かったです。とても良い時間をすごすことが出来ました。ありがとうございました。ちょうど弟を二日の日に亡くして淋しい気持ちでしたが、とても元気をいただきました。ありがとうございました。（60代：女性）


・心にしみいる素晴らしい音楽、ありがとうございました。これからも歌声で皆さんを幸せにしてあげてください。感動しました。（50代：女性）


・５〜６年前にガールスカウトの集会でお世話になりました。「ひとつ」をなつかしく聴かせていただきました。とても素晴らしいコンサートでした。次回を楽しみにしています。（60代：女性）


・歌詞・歌声に癒やされました。どんどん引き込まれる自分がい、明日からがんばれます。ありがとうございました。（60代：女性）


・とても素晴らしい時間をいただきました。有難うございました。（40代：女性）

10周年コンサートに参加して　　　西史子

　８月９日、三島で行われた遠藤いつ子さんの“高橋晴美の世界に出会って10周年　ありがとうコンサート”にハルミングの仲間とともに出演させていただきました。第２部では「海よりも空よりも」を遠藤さんとデュエットさせていただきました。この曲は、晴美先生がいつも“人生のテーマソング”と仰っている曲で、とても深く、そして清らかな心でなければ歌えないと常日頃から思っております。そのような曲を、憧れの遠藤さんとデュエットするお話をいただき、嬉しく光栄に思う一方で、曲の世界観を壊してはいけない、遠藤さんの足を引っ張ってはいけない、と大変なプレッシャーも感じ、身の引き締まる思いでした。

　７月末のリハーサル、当日のリハーサルも緊張して音がうわずったりしていましたが、ハルミングの仲間のアドバイスもあり、本番は「みなさんに晴美先生の愛の世界をお伝えしたい」という気持ちで、今の自分の精一杯で歌わせていただきました。本当に貴重で大切な経験をさせていただき、ありがとうございました。

　遠藤さんの、音楽に対する真摯な姿と、幸せを願う温かい歌声を肌で感じ、私ももっともっと頑張らねばと強く思いました。今回このような機会を与えていただき、厳しくもあたたかな愛でご指導くださった晴美先生に、心から感謝申し上げます。そして、リハーサルや舞台袖でも前までいろいろなアドバイスをくれたハルミングの仲間のみなさんにも、心から感謝致します。最後に・・家事がおろそかになっても文句ひとつ言わず、コンサートにも送り迎えしてくれて、ずっと影で支えてくれている主人に、心から感謝しています。

西史子

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　西史子さんは、10年前個人レッスンにいらしていた生徒さんで、ネットワーク親睦会コンサートでもソロで「風のように」を歌って下さった事は、今でも強く印象に残っております。ご主人の転勤で10年間知多半島、岡山に住み、2011年春に、10年ぶりに千葉に戻られました。5月のチャリティーコンサートを聴きにいらした事がきっかけで、又レッスンを再開されました。先月からは、最愛のご主人様がコーラスハルミオンに入団され、今はご夫婦で、高橋晴美作品を愛して下さっております！史子さんの晴れの姿に、ご主人も感無量だったのではないでしょうか。

　今回のコンサートは、女声コーラスハルミングも全員参加して、遠藤さんの10周年を盛りたててくれました。　12月には、代々木上原にある、けやきホールに於いて女声コーラスハルミング初めてのコンサート（発表会）がございます。『皆が仲良く助け合い、互いの存在を敬い、より良くなるために率直な意見を出し合い、切磋琢磨し合い、一人でも多くの方に愛と癒やしと希望をお届けさせていただけるように自分自身の魂と歌を磨いて行きましょう』をモットーとして練習を積んできた女声コーラスハルミングです。自己を主張して認められたいという歌ではなく、人様を想い、人様のために心を込めて愛を伝えられるそんな一人一人であってほしいと、切に願っております。　技術も大切ですが、音楽の最も大切な「核」は、音楽する人の心の奥に存するものではないかと思っています。愛和の心を持ち合った一人一人が集まってこそ、本当に美しいハーモニーが生まれるように思います。

　

小野瀬照夫先生からのメールよりお言葉ご紹介

先日は遠藤さんの１０周年コンサートのご盛会おめでとうございました。 １０年間頑張ってきた遠藤さんを取り巻く方々…愛情あふれるすばらしい曲で遠藤さんの歌心を呼び起こし、ご指導された晴美先生、応援されていた亡きお父様や地元の方々、そして良き仲間のハルミングのあたたかい空気に触れて、あらためて感動をいたしました。とても楽しく、心あたたまる貴重な時間をいただきました。