高橋晴美の音楽ネットワーク ニュース レター  



黒田: クルージングディナーショーお疲れ様でした。お陰様で皆さんに喜んで貰えて良かったです。

晴美: 本当にお疲れ様でした。お帰りになるお客様の満面の微笑みが嬉しかったですね。

石井:
お疲れ様でした。本当に有り難う御座いました。私の日本語の唄を聞いたことの無い方が殆どですし、私の生徒さん達はジャズを歌いに来ている人達なのでどの ような反応を示してくれるのかがちょっぴり心配でした。でも5月27日が終わって次のレッスンの時、お教室に入るなり、「うわ〜!」て言う感じで、皆さん クルージングディナーショーの事を話し出して、とても良かったと興奮気味でなかなかレッスンが始まらない状態でした!「素晴らしかった」「あんなの見たこ と無い」「最初2万5千円は高いと思ったけれど安いくらいだ」て言っている方もいらして、皆さんとても喜んでくださいました。

晴美:
 それは嬉しいですね…。

石井: 普段はジャズのコンサートしか行かないという人も「高橋晴美ワールドと智子さんのフィーリングがとてもマッチして凄い感動した」と言われ嬉しかったです。

晴美: 良かった〜…私も、初めて聴かれる方、特にジャズしか聴かないというような方にどう響くのか一番気になるところだったので、それをお聞きしてホッとしました。フィーリングが合うという事は、昨日母にも言われました。

石井:
え〜お母様が仰ってくださるなんて嬉しい〜! 姉は『My Eternal Love』のCDで私の歌を何回も聴いているんですが、今回初めて生を聴いたんですよね。姉は厳しいし、お世辞を言わない人なんです。リハーサルが終わっ た後も悪いところを細かくチェックした紙を差し出して、こうした方が良いよとか言って、、、。その姉が『My Eternal Love』を何回も聴いていたけど、ずっと生の方がいい、今の歌の方がいいって、あのうるさい姉が凄い感動しちゃって、「なんかジャズより良いと思った」 とも言ってました。

晴美:
 え〜〜そー!(驚)

石井: 姉が「なんだか相乗効果の様な気がする。晴美さんの曲も私が唄うことで輝くし、私の唄も晴美さんの曲で光る。凄く不思議な巡り合わせだよね。」て言ってました。

晴美: え〜〜嬉しいなあ〜。相乗効果という事は、母も言っていたのでびっくり!お互いに一番近しい人がそう感じてくれているという事は、嬉しいですね〜。トークの時に、智子さんが「晴美さんとは前世から繋がっているんじゃないか」と言われた時、びっくりしました。

石井:
 このフィーリングのぴったり感は何だろうって、それは最初にお会いした時から感じていたんですけれど、今回晴美さんの作品を歌ってみて、最初に感じた感覚は間違ってなかった!と再確認できたコンサートでした。

晴美: 智子さんがそういう風に感じていて下さってとても光 栄です!でもMCでは随分言い忘れてしまったことが有ります。最初のトークのところからマキが入ったので焦ってしまいました!ライトで口は乾く…、頼んで おいたお水が無い…淡々と早くしゃべらないと時間内に終われなくなるし、ピアノの上の時計を見ながら、未だかつて経験したことのないスリリングなコンサー トでした!

石井: ごめんなさい!マキが入ったのにディーターの事とかしゃべってしまって!

黒田: イヤー あれは船の方が悪いんですよ。予定してない船の説明が延々と有ったり、食事のタイミングも当初の打ち合わせより遅れたし・・・それで最初から遅れてスタートしたんですよ。

石井:
 私が入って行った時に、デザートのはずが、あれまだお肉が運ばれている!と思いましたよ。あれはメインディッシュですよね。

晴美:
 ご挨拶を始めた時も、ウエイターさんが行き来していて、食器の音もしていて、ざわついていましたね。あの時間にスタートしないと終わらないし…でも、何とか時間内にハマりましたよね。

黒田: そうですね。最後の3曲で取り戻しましたね。実は 始まる前調律の方が、ピアノが全くメンテナンスされてなくて状態が非常に良く無いと仰っていたのでどうなることかと心配していたのですが、ピアノの音が良 かったと言われ安堵しました。皆さんが感動してくださり本当に良かったです。

晴美:
 でも、今回ハウリングを避けるためにピアノの上蓋をはずしたのは、自分に返ってくる生音が聴こえなくて厳しかったですね…。自分の音を聴 こうと耳を澄ますとエンジン音が聞こえてくるし、音をチョイスして聴き分けながら弾かなければならなかったので、これ又、生まれて初めての修行でした。

黒田:
 ベースのアルコがハウリングなのか、エンジン音なのか、アルコの音なのか解かりにくかったですねー。(笑)又、リハーサルの前、バスドラ ムの音造りをしていたところ上の階に音が漏れているとのクレームが有りもっと音量を下げてくれとか、重低音を切ってくれと言われて、こっちは音楽をやる為 にお金を払って借りているのにこれでは皆さんにお聞かせ出来る音が造れないと思い、とても苦労しました。最初からディナーショーをやると船会社には言って あったのにと信じられませんでした!(怒)

晴美: そんなことがあったのですか!!それは、本当に大変でしたね…。毎回、修行ですね…。今度は陸の上でやりましょう!(笑)

---- 〜電話〜が入る----

晴美:
 今、ご協賛をしてくださった飯塚さんの奥様からお電話だったのですが、「あの日 『My Eternal Love』のCDを購入して帰り、あれから毎日ずっと泣きながら聴いています。」と仰ってました。飯塚英晃さんは20年前、阪神淡路大震災のチャリティー コンサートの言いだしっぺの方でね…。今回、20周年記念クルージングディナーショーをさせていただきますと申し上げたら、大変に喜ばれて「それは是非ご 協賛させてほしい!」と仰ってくださったのです。ご自分は末期癌だというのにね…。2月にご自宅にお見舞いに伺ったら、「俺、5月までは持たないと思う」 と仰られてね…。結局、奥様と飯塚さんの主治医だった方が聴きにいらしてくださったんですけど、奥様は、晴美さんと出会わせてもらえたのも主人のお陰です と、あのCDを聴いていると主人との色々な思い出が甦って、又主人に恋をしているのかしら…って仰ってました。偶然にも抽選まで当たって…きっとご主人が 一緒に聴きにいらしてたんですね…。あのCDが、多くの方々の人生の節でお役に立ってくれている話を耳にする度に、録音は本当に本当に大変だったけれどあ のCDアルバムを出して良かった…と報われるような思いになります。

石井: 私がボストンに行ってから、晴美さんがそんな大変な思いをしているなんて知らなかったです。

晴美:
 あの時黒田さんがいらしたら、あんな苦しいレコーディングにはならなかったと思います。智子さんがボストンへ出発された後も、延々と葛西 のスタジオでレコーディングが続いたんですけど、家に帰る時間も惜しくて、近くにホテルを取ってそこから通い、最後はスタジオのソファーで仮眠してという 状態でした。1ヵ月で終わるはずのレコーディングは2ヶ月になり、2枚組のCDを作るはずが1枚で予算を遥かにオーバーしてしまい、こんなに苦しいのなら レコーディングはもう2度とやりたくないと思いました。納得のゆくまで、毎日命を削って向き合っていました。でも、お陰様でプレゼントにされる方が多く て、長い年月の間に5000枚が巣立って行って、残り僅かになりました!

石井:
 凄〜い5000枚!

晴美:
 手売りでアルバム5000枚というのは、結構珍しいようです。でも、5000枚でようやく赤字ライン解消というくらい厳しいレコーディングでした。作品1曲1曲に対して、子供の嫁入り支度をする親のような感じでしょうかね…。

石井: え〜〜!!あの若さでそれをやってしまう晴美さんは凄い!

晴美:
 嫁ぎ先で、可愛がっていただけたけたら本望です。誰かの心に寄り添って生きてくれたらね…。今は『愛のピアノ』をプレゼントにされる方が多いですね。

石井:
 アーあれですねエ?。送り迎えをやって頂いた大山さんが、今回、晴美さんの『愛のピアノ』を買って、凄い気に入ってハマっちゃって24時 間毎日ずっとそればかり聴いているみたいですよ。「あれはお守りだ」「今まで聴いたどのピアノよりも感動した」「音が綺麗で鳥肌が立った」と言ってまし た。 1曲目の『Berceuse for P』が特に気に入ったみたいでした。

晴美: そうなんだ〜。嬉しいな〜。今回ピアノの調律をしてくださった枝根さんもあの曲がお気に入りなんですよ。「あのCDは50万枚売れても良い。」と力説していらっしゃいました。その数字には程遠いですけどね。(笑)でも、そのように思っていただけるのは嬉しいです。

石井: 今でも大山さんは毎日聴いているそうです。  大山さんはかなり拘りのある方で、ジャズのこともよく知っていらっしゃるし、評論家になれる位の人が、あれ程感動して「あれを聴いて涙が出た」と言っていましたからね。

晴美:
 そうですか。『Berceuse for P〜父に贈る子守唄』は、父を喜ばせたくて作った父への子守唄なので、聴かれた方が「癒やされる」と仰ってくださることが何より嬉しいですね…。 そうそう、抽選会で偶然にも永堀さんのお父さんとお母さんを引いてしまって、「永堀」というお名前を見た途端、「え〜!!」て嬉しくなって思わず、「永堀 篤子様…?お母様!!」「永堀徹様〜〜!お父様!!」て、ビー玉みたいな目 になって思わず言ってしまったんです!大丈夫でしたか?何のために永堀と言わずに石井智子さんで通してMCしたのか解からないですよね・・・本当にごめん なさい!!

石井:
 全然大丈夫です。お父さんがレッスンに通っていることを生徒さんの中で知っている方とまだ知らない方がいましたので、いつ皆さんに言おうかタイミングを見計らっていましたから、かえってこの機会に解かって良かったんです!

晴美:
 お父さんお身体大丈夫でしたか?すぐ帰られたようですけれど。

石井:
 最初は大丈夫だったのですけど後半ちょっとお腹の痛みが出てきたのですぐに帰ったみたいです。あの後すぐ入院しました。

晴美:
 うわぁー…大変でしたね。

石井: 翌日、父の所に行ったのですが「何が良かった?」て聞いたら「父の言葉だな」と言っていました。(笑)

晴美:
 あれはブラボーが出ましたね。

石井:
 姉は「Last Song」と言っていました。

晴美: あれは絶品です!それと「メロディー愛を込めて」も、あれが良かったという人も多かったですよ。

石井:
 あれは晴美さんの手に掛かると、こういうメロディーになるのだと感心しました!

黒田: いや、あれは始め詞だけを見せてもらったんですが、とても詞からは想像のつかない曲になっていて、びっくりしました!

晴美:
 正直、詞を拝見した時は一瞬固まりました。でも、建石さんのお手紙に「各国の人々に通じるメロディー感覚が聴こえてくるといいです。晴美 さんのメロディーに委ねます」と書いてあったので、「よし!」と気合が入り、新たな世界への挑戦にわくわくしながら取り組ませていただきました。何と言っ ても唄うのが智子さんなので、智子さんを想定して創ったので本当に楽しい作業でした。

石井:
 えっ!私をイメージして創ってくれたのですか?

晴美: そうですよ。智子さんだったら 「Ah〜」はこう唄ってくれるのではないかなあ…とか、そういうことを想像しながら作りました

石井:
 嬉しいー

晴美:
 「ひとつ」の英語バージョンでは、ハルミングの発音のレッスンまでして下さって本当にありがとうございました。足を引っ張りませんでしたか?

石井:
 いえ〜、私も楽しんで歌わせていただきました。ハルミングの皆さん、本当に可愛い…、発音も真剣な眼差しで聞いて下さって、一生懸命発音の口の形をまねようとして下さって、本当にいい人たちですよね!

晴美:
 そうなんです!本当に良い子たちなんです。「二人を乗せて」も、智子さんや私の足を引っ張らないように頑張ろうっ!て元気に一生懸命歌ってくれました。
    それから、コーラスハルミオンの練習にもお付き合いくださりありがとうございました。


石井:
あの時は最後に「身体を動かして」と言った時に皆さんが笑顔で、背中に皆がひとつになって歌って下さっている事を感じました。本番は〆で皆で大きく 歌ってくれたのがディナーショーに無くてはならなかったことだと実感しました。それまでずっとソロを歌っていたので、ソロの役割の大きさプレッシャーが あっただけに、最後に「星降る夜に」で初めて肩を張らないで、皆のエネルギーを借りて楽しめました。最後客席から合唱団と向き合って歌った時は、皆さんの 笑顔とひとつになれて心から楽しめたので嬉しかったし、本当に幸せでした。なんて贅沢な時間だろうっ!て、ソロには味わえない喜び感動を味わいました!

晴美: そう言えば、田邉さんという方が嬉しそうに「先生!私、70年生きて来て、今日が最高!一番幸せな日でした!」と言って下さったあの時の笑顔が今でも焼き付いています。

石井: うわ〜、そういう言葉が一番嬉しいですね。

晴美: 一生に一度でも、船の上で海の上でディナーショーが出来た事は、本当に良かったです。一生の思い出に残る貴重な体験をさせてもらったと思います。何より、お客様が喜んで下さった事が一番ですね。本当にありがとうございました!お疲れ様でした!

石井: 本当にありがとうございました!

黒田: 無事終わって本当に良かったです!お疲れ様でした!




高橋晴美様

 五月からずっと暑い日が続いて六月になってしまい、夏が思いやられます。
お疲れが出ていらっしゃいませんか。
 五月二七日のクルージングディナーショーは本当に素晴らしく夢のような時間でまだ幸せに浸っております。穏やかな海・・・そのまま外国へ行きたくなるよ うな豪華な船・・・その中での沢山の胸に響く歌・・・晴美様の作られた私の大好きな歌が、素晴らしい演奏で聴くことが出来て涙が出てしまいました。
 作詞の言葉のひとつひとつが胸にしみじみと伝わって来て、母を想い父を想いました。苦労の多い母でしたがいつも励ましてくれて“人生は何事も勉強です よ”と言っておりました。父は優しい人で将来の夢をいつも話しますとアドバイスしてくれました。早く亡くなりましたが「父の言葉」を智子先生が美しい声で 歌って下さっている間中懐かしい父を想い出して泣いてしまいました。
 ずっとお会いしたかった晴美様にも短い時間でしたがおめにかかれて本当に嬉しく思いました。海を思わせる美しいドレス姿の晴美さんはとても優雅で若々し く美しい方でした。魅力的な耳に心地良い話し方をしていらっしゃって素晴らしいピアノ演奏を聴かせて下さいました。夢のような音楽の夕べを有り難うござい ました。
 とても名残り惜しく船を後に致しました。帰宅しましても余韻に浸っていたくて眠りたくありませんでした。気がつくとひとりで「ひとつ」「海よりも空よりも」など・・・知らずに口ずさんでおります。
これから暑さも厳しくなってまいります。どうぞお元気でおすごし下さいませ。本当に有り難うございました。                                      
                                        水無月二日  
                                         渡邊ミチ

『ひとつ』20周年にいただいた沢山の素敵な出逢いを大切に、この道を歩いてまいりたいと思います。
今後共、どうぞよろしくお願い申し上げます。                                               
                                      2015年6月吉日   
                                         高橋晴美
 


 高橋晴美さんは今年デビュー20周年を迎えました。
代表曲である『ひとつ』『母に贈るうた』も誕生20周年を迎えました。
晴美さんの音楽は、曲や詞の素晴らしさは勿論のこと、作品の中に溢れている『愛と優しさ』に本当に心打たれます。『高橋晴美の世界』に出会った方々から、 毎年、「癒やされた」「元気になった」「心が洗われた」「大切なものに気付かされた」等など感動と感謝の声が寄せられますが、晴美さんの音楽を聴いたり 歌ったり演奏することで、愛の輪がどんどん広がって行っております。
これからも一人でも多くの方に晴美さんの音楽に触れていただき、幸せを感じていただきたいと思いますと同時に、『高橋晴美の世界』を日本中、いや世界中に広めてゆきたいと思っていますので、今後共ご支援の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
 毎年2月は後援会の更新月にあたりますので、お手数おかけいたしますが、更新手続きをお願いいたします。又、新規入会の方も宜しく御願い申し上げます。
 
 会報の発送は全て有志のボランティアで行われておりますが、郵送費、紙代、印刷費、ホームページの作成及び毎月の維持費などは会費によって運営されております。
 又、会員の皆様には、数々の活動状況も含めホームページ、メールや郵送で皆様方のもとに届けさせて頂くだけでなく、CDやDVD、コンサートの割引、ホームコンサート、特別企画へのご優待等の特典もございます。
 『高橋晴美の愛と優しさの輪』をもっともっと拡げて行くために、今後とも皆様の温かい御支援のほど宜しく御願い申し上げます。

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                            櫻田富恵: 中山宏子