高橋晴美の音楽ネットワーク ニュースレター 

***** 新春のお慶びを申し上げます。*****
 皆様、新しい年はどのように迎えられたでしょうか。
今年は年始より合唱の新曲に取り組みつつ、ホームページのリニューアル計画からスタートしました。発足当時から今までオフィスワンの佐古氏が立ちあげてくださったホームページをそのまま引き継いで更新してまいりましたが、この1月で更新終了となりました。長年の間に120ページまで増えてしまったページをコンパクトに見易くするため、音楽専門のホームページを手掛けていらっしゃるエキスパートに委ねる事にいたしました。只今、リニューアルに向けて作業中です。完成までに2ヶ月はかかると聞きましたが、完成を楽しみに取り組みたいと思います。

 昨年末にリリースしたCD「祝福のうた」は、お陰様で大変多くの方々に喜んでいただく事が出来ました。CDを手にした方々からメールやFAXだけではなく、お電話やご丁寧なお手紙で感動と感謝のお言葉をいただき、あらためて、手塩にかけてこのCDをリリース出来て良かった…としみじみ思いました。きっときっと、黒田さんが天国でくしゃくしゃの笑顔で喜んで下さっていると思います。ありがとうございます。心より感謝申し上げます。

 今年は沖縄だけではなく、庄内にも行かせていただくことになりそうで、今からわくわくしております。久し振りに庄内の長谷部浩先生からお便りが届きました。長谷部浩先生は、皆様既にご存知のように、2005年4月に東京杉並の「セシオン杉並」で開催された「杉並ジュニア合唱団」がアンコールで歌われた「ひとつ」を聴かれた事がきっかけで、山形県酒田市に「ひとつ」の種を蒔かれ、2009年2月14日バレンタインデーには「高橋晴美 愛と癒しの歌in庄内」を開催して下さいました。2011年5月には杉並公会堂で開催された「高橋晴美 愛と癒やしの世界〜東日本大震災チャリティーコンサート〜」にコーラス庄内の皆様と共にご出演くださり、又2012年11月に沖縄宮古島マティダホールで開催されたコンサートにもコーラス庄内の皆様と共にご参加くださいました。その間も、高橋晴美作品を数多く採り上げてくださり、今日まで地元で愛唱し続けて下さっております。年明けに届いたお手紙をご紹介させていただきます。

長谷部浩先生からのお便りご紹介
 今年も早いもので、一年があっという間に過ぎてしましました。昨年10月の松山でのコンサート集合写真(部屋に飾ってあるのですが)それを見つめながら今年を振り返ってみました。 今年も三月の卒業式でうたう「ひとつ」の合唱練習から始まり、あまるめ少年少女合唱団の定期演奏会や、コーラス庄内、女声合唱団ひまわりのメンバーと色々な場所で先生の作品をうたいました。

 また、3年前より酒田で指導を始めた「ラヴァンダ」というコーラスグループには夏合宿を行い「あした」の練習をしました。こちらは11月3日の酒田市民音楽祭でうたわせていただきました。大変好評でした。又12月4日には妻がリサイタルを行いまして、こちらでもアンコールで「あこがれ」をうたわせていただきました。先生の歌に今年も沢山の良い思い出と喜びをいただきました。

 酒田に誕生した合唱団「ラヴァンダ」は先生の曲が皆大好きです。昨日はイタリア料理の店を貸し切りにしての忘年会でしたが、その席で先生にお会いしたいネ…という話がでました。 先生いかがでしょう。ラヴァンダのみなさんと会っていただけませんか。これまでうたった「Lost Love」「Jewelry Time」「あした」を聴いていただけませんか…と…。まだ、3年の合唱団ですが、そのような話で次の活動を夢見ながらの忘年会となりました。

 「祝福のうた」の楽譜の注文がそれぞれのグループの代表より先生に連絡がいくと思います。お手数おかけいたしますがよろしくお願いいたします。 先生の益々のご活躍をお祈りいたします。 酒田はクリスマスが過ぎてから雪になりました。お身体お大切に!!
2016年12月30日
長谷部 浩
 そして、今年に入って早速メールが届きました。その結果、6月第2土日に酒田で「ラヴァンダ」の皆様と初めてお目にかかる事が決まりました。久し振りの庄内ですが、この季節の庄内は初めてですので(いつもは秋、冬、春)「八幡小学校校歌〜今、思い出を輝きに変えて」の歌詞を思い浮かべながら、緑色の庄内を想像してわくわくしております。

 今年も様々な地域で、色々な合唱団が作品を採り上げて歌ってくださいます。4月1,2日には、6月に教育芸術社から出版予定の「My Song 」に中学生版「Cantare〜歌よ大地に響け〜」が掲載されるため、その録音が行われます。4月16日(日)には南足柄市文化会館小ホールで開催されるたんぽぽコンサートで「Cantare 」が、5月14日(日)にはみなとみらいホールに於いてフェリス女学院中高OG合唱団杏の実コンサートで「Cantare」「母に贈るうた」「海よりも空よりも」の3曲が、5月21日(日)には習志野文化ホールで開催される青廊会で津田沼混声合唱団がオーケストラと合唱の大編成で「Cantare」を演奏されます。スケジュールが合う限り足を運び、皆様の成果を楽しみに聴かせていただきたいと思っております。お近くにお住まいの方は是非!

 一方、コーラスハルミオンも昨年末に新入団員が増えて、忘年会も大いに盛り上がりました。
忘年会最後にアカペラで歌った「星降る夜に」では、お隣のブースに聞こえたのか、見ず知らずのお客様から「アンコール!!」の声がかかり、5月5日の追悼コンサートでアカペラに挑んだ成果が伺われ、昨年1年の締めくくりにふさわしいコーラスハルミオンの締めのアカペラとなりました。 今年も愛に溢れた音楽をお届け出来るよう努めてまいります! 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2017年1月吉日
  高橋晴美
コーラスハルミオン便り
晴美先生の曲にあふれる愛≠伝えたい!(アルト・高橋有里子)
 この度ご縁をいただき、ハルミオンに入ることができてとてもうれしいです。 私は小学生から25歳くらいまでコーラスグループに入っていました。専門的に音楽を学んだ事はありませんが、歌うことが大好きでした。そのコーラスで初めて晴美先生の曲「ひとつ」に出会いました。
やさしくておおらかで清らかで愛にあふれた晴美先生の曲は心が洗われていきます。こんなに素敵な曲を作っている晴美先生のコーラスがあるならば、ぜひ勉強したいと思いました。 晴美先生の曲は、どの曲もとても愛にあふれていて、歌詞もメロディーもとても素 敵で、歌う度に心が洗われていきます。まるで自分が清らかになっていくような、そんな気分になります。そして、私もそんな愛を伝えたい!と思いました。ハルミオンは、今まで経験したコーラスとは全く違うもの、晴美先生の深い愛情をそのままにお伝えするための『新しいジャンル』なのです! コーラスをやめてからブランクがあるので、今はただただ覚えるのに必死ですが、歌えるようになる度にとても幸せを感じます。まだまだ未熟な私ですが、ほかの皆様のご迷惑にならないように、精一杯がんばります。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。
♪ コーラスハルミオンでは只今団員を募集しております。「高橋晴美の世界」というジャンルを是非ご一緒しませんか!コーラスハルミオン一同、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
「海よりも空よりも」を歌わせて頂いて    影山志保子

 高橋晴美先生

 無事に発表会が終わりました。この発表会で「海よりも空よりも」を歌わせていただき本当にありがとうございました。私には、生涯忘れることのない大切な歌になりました。息子の事を想い、神様に約束して歌わせていただきました。

 息子が天国に行ったのは2013年12月31日、23歳の時、学生でした。
突然、私たちの元から天国に行ったのです。主人は今でも時々「あの日は青空に虹がかかっていたな」と言います。私の膝の上に息子を乗せて自宅に戻る時、遠くの空が青かったのを覚えています。あれから15年が経ちましたが、心の奥底には未だに消えない深い悲しみが残っています。

 晴美先生にレッスンしていただける部屋は愛が溢れ、温かい雰囲気の中で心が和らぎ、いつも天国にいるようで、こんな私でも心が豊かになって行くような思いになるのです。
私は歌のご指導を通してどういう風に生きて行ったら良いのかという事も教えていただき、本当に有り難く嬉しかったです。

 晴美先生は、『「海よりも空よりも」は神様への約束、誓いのうたなのです。「大きくなりたい、どんなにつらい事も乗り越えて行けるだけの私にならせてください」という切実な祈りがないとね…。
苦しみを味わったからこそ人の痛みが解るのです。影山さんだからこそ伝えることが出来るものがあるのです。人はそれぞれの人生の中で様々な苦しみと遭遇しながら今を一生懸命に生きています。今、同じような悲しみの中にある人がいるかもしれない、その人の心に寄り添い、励まして差し上げることが出来たら、影山さんの苦しみが無駄にならないですよね。ご自分を生かしてください』とご指導くださいました。

 また、「ステージは聖域です。天に向かって柱を立てて、凛として歌って下さい」とご指導いただき、私は驚きました。「神聖な場所?」、今までの私は、体で調子をとって歌っていました。私には「海よりも空よりも」は難しくリズムが取れなかったり、声が続かなかったりして、なかなか先生のご指導にお応えする事が出来ませんでしたが、先生は「一番大切なのは心です、歌う時の想念です」と仰いました。

 今までの私は「発表会は自分の成果を発表するところ、自分のための歌を歌うステージ」と思っていました。先生のご指導で、目から鱗でした。聴いて下さる人に届けられる歌を心を込めて歌わせていただきたいと思うようになりました。その上先生は、「私たちは両手両足を与えていただいているのですから、全身を使って心の歌を表現する事も大切です」とご指導くださりまたまた驚きました。こうして12月25日の本番を迎え、魂の歌に表現が加わった時に、聴いてくださっている方の魂により深く届くことも分かりました。まだまだ先生のご指導をほんの少ししか身につけていない私でしたが、緊張しながらも、息子の事を想い、精一杯歌わせていただきました。

 発表が終わり、楽屋に戻ろうとすると舞台袖まで友人が走ってきて「良かったよ涙が出てきたよ。途中歌えなくなるかと思ったけど、最後までよく頑張って歌えたねえ」と言ってくれました。又、目にいっぱい涙を浮かべながら「良かったよ」と言ってくれた人、そしてこの教室で25年も歌い続けてきた人が「歌はやっぱり心だね」と言ってくれました。教室の先生には「今日の歌を聴いて私も含めて、皆さん本当に感動されていました。これからも、素敵な歌を歌い続けてくださいね」とメールをいただきました。
 
 こんなに感動の言葉をいただいたことは今まで一度もありませんでした。晴美先生のご指導の通り、上手く歌えなくても、歌は心で歌えば聴いてくださっている方々の心に届くのだという事が分かりました。初めての体験でした。  私はもっともっと心豊かな人になりたいと思います。そうすれば音楽を歌っている時も、聴かせていただいている時も、もっともっと歌を深くしみじみと味わい、感動も感謝も大きいものになるのかなと思っています。

晴美先生には歌だけではなく、人としての愛のある生き方も教えていただき、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

2017年1月20日
影山志保子
 影山さんは、毎回のレッスンを録音し、帰宅してからその日のレッスン内容を全部ノートに書きとめ真面目にひたむきに勉強されました。「海よりも空よりも」の伴奏をしながら、幾度となく胸が詰まりました。感動にはプロもアマチュアもありません。ただそこにあるのは「愛とマコト」だけ。

 100人100色の「海よりも空よりも」があり、私にとってこの曲は、これからも自分の人生のテーマソングとして、人生の折々に寄り添ってあたたかく背中を押し続けてくれるでしょう…。
高橋晴美

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