ご あ い さ つ

母校で講演する晴美さん

 今年も太陽の季節が巡ってまいりました。皆様お元気でいらっしゃいますか。 6月29日のネットワーク4周年記念親睦会は、大勢の方のご参加ありがとうございました。お蔭様で今までの親睦会の中でも特に思い出のアルバムに残る貴重なひと時となりました。金幸子さんの心に染み入る「父の手」、板倉リサさんの「恋ほろりん」のダンス、そして5年ぶりの永堀智子さんとの共演はまさに私にとりまして至福のひと時でした。又新しい出会いがあり、再会があり、まさに人の中で生かされている事を実感した会でもありました。会の最後にも申し上げましたが、最近特に人と人との繋がり、ご縁の不思議さに驚き感動する事ばかりです。本当に生きていてこれほど嬉しい事はございません。「人は宝」とあらためて感じ入っております。
 又、7月5日には14年間通いました母校四谷雙葉学園新講堂で「私の音楽を育てた、父と母と母校」というタイトルで1時間30分の講演コンサートをさせていただきました。父と母との馴れ初めから始まり、私の誕生、生まれて初めて作った曲の紹介、小学校の時の作品を中心に、今日までの私の音楽人生をその時々の作品を交えながらお話させていただきました。小学生とそのお母様方お父様方を対象にお話をさせていただいたのですが、正直申しまして、低学年のお子様達がどこまで1時間30分の講演を聞いていられるものか、1番心配するところでした。でも、送られてきた記念写真の校長様シスター方の満面の笑みを拝見した時に、初めて、少しでも母校のご恩に報いる事が出来た事を感じ、お引き受けしてよかった…としみじみと思いました。卒業してから歳を重ねてゆくほどに、母校に対する感謝の想いは増してゆき、いつの頃からか、音楽を通して感謝の思いを母校にお伝えする事が出来たら…と思って生きてまいりました。最後に、母と母校雙葉に感謝と祈りを込めて「母に贈るうた」を演奏させていただけました事は、私にとりまして言葉に言い表せない深い深い喜びでした。
 
そして、小学校の卒業式でクラス全員のお友達が歌ってくださった合唱曲「落葉の散歩道」を何十年もたってその時歌ってくださった友達と再現出来ました事は、まさに夢の中の出来事のようでした。
  後になって、DVDを見ながらあらためて身に余るような幸せなひと時であったと、今も胸が詰まるような想いです。父が米寿を迎えた歳に、「パパの広場」主催でこのようなイベントをさせていただけました事は、まさに神様からのプレゼントでした。「パパの広場」(現在お嬢様を雙葉学園に通わせていらっしゃるお父様方の集まり)の方々お一人お一人のコンサートに対する熱意と結束と奉仕の心に支えられ、雙葉時代の友人に支えられ、
黒まりさんをはじめ、

左からシスターフィリップ、中村元校長、晴美さん、下山校長



 



雙葉学園の同級生たちと目黒まりさん指揮の小野瀬先生


ベース・パーカッションの八木秀樹さん、合唱指揮の小野瀬照夫先生、金幸子さん、コーラスハルミオン、コーラスハルミングの方々の協力があって実現出来た講演コンサートでした。最後にパパさん達も参加してくださった「Cantare〜歌よ大地に響け〜」と会場の皆様方と歌ったアンコールの「ひとつ」は、母校から「愛」が発信されていった喜びでいっぱいでした。 たった一つのかけらがなくても出来上がらないジグソーパズルの一片のように、このコンサートはまさに一人一人がジグソーパズルの一片になりきってやり遂げる事が出来たコンサートだと思っております。お忙しい中を駆けつけてくださいました方々にも、この場を借りましてお一人お一人に心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
 7月からコーラスハルミオンの練習場所が雙葉学園同窓会ホールに変わり、新しくお入りになられる方も何人かいらっしゃいます。なんと嬉しいことでしょうか。来年5月15日(土)東京芸術劇場大ホールで大合唱をする情景をイメージして又、心新たに前進してゆきたいと思っております。中米3カ国の公演から帰りましたら、又ご報告申し上げます。
 暑い日が続きますが、皆様どうぞお元気でお過ごしくださいませ

   高橋晴美


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