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斜里中学校

北海道の知床に近い斜里町立斜里中学校の引地祥子先生からのお便りをご紹介します。北の大地の子供たちがどのような思いで「ひとつ」を歌ったのか、その姿が目に浮かびます。


先日はお忙しい中「ひとつ」の楽譜を送付していただきありがとうございました。早速12月に中学1年生の授業で取り組ませて頂きました。時間のない中でしたので(実質2.5時間)3部合唱には出来ませんでしたが、子供たちの中で震災のこと、さらには戦争のことから平和を願う気持ちが芽生えたように感じることが出来ました。
私は昨年の春に本採用となった教師1年目の者です。指導技術も知恵もまだまだ未熟です。いかし「ひとつ」に出会いどうにかして子供たちに伝えたいという強い思いを1年近く抱いていました。震災当時3歳だった中1の子供たちに、震災の恐ろしさを知るとともに、人が助け合う姿や復興のために立ち上がった人達のこと、傷ついた人たちのことをもっと知ってもらいたいと思っていました。「ひとつ」の歌詞の中からどうすれば引き出せるかが課題でした。震災を体験した子供が書いたエピソードなども紹介し「歌詞の意味を理解し、味わって歌う」ために努力しました。最後に子供たちが歌ったものを録音しましたので同封いたします。彼らは高橋さんに届けたいと思って真剣に取り組みましたので聴いていただけたらと思います。・・・略
 まとまりのない文章で申し訳ありません。「ひとつ」に出会えたことをとてもとても嬉しく思っています。CDと一緒に子供たちが書いた感想を入れておきます。有難うございました。

 

斜里町立斜里中学校 引地祥子

(紙面の都合で子供たちの感想は他の機会にご紹介いたします。)



杉並ジュニア混声合唱団
 東京杉並区の藤本真喜子さんからのお便りです。文面から、お嬢さんが杉並ジュニア混声合唱団で歌っているようです。子供たちが歌った「ひとつ」を聴いたときの感動が伝わってきます。改めて「ひとつ」という曲の持つ力を感じさせられました。


 寒さ厳しい折、いかがお過ごしでしょうか。もう一昨年前のこととなりますが、突然高橋先生にお電話をして、あつかましくも「ひとつ」を女声合唱団に歌わせたいとお話したところ、先生は楽譜があるからということで快く送ってくださいました。覚えていらっしゃいますでしょうか。その節は本当にありがとうございました。楽譜を頂いてから丸1年以上が過ぎてようやく願いがかないました!昨年12月末毎年恒例の合唱フェスティバルで子供たちの「ひとつ」を聴くことができました。
 実はフェスティバル当日まで娘たちが「ひとつ」を歌うことは全く知りませんでした。娘(小学5年)と先生方で、私を驚かそうということであえて内緒にしていたそうです。舞台から子供たちの「ひとつ」が響き始めた時、本当にびっくりして、うれしくて・・・そして、やはり「ひとつ」は素晴らしい曲です。感動して涙があふれてしまいました。私にとっては最高のクリスマスプレゼントでした。ただ、前もってわかっていましたら、高橋先生にお知らせできたのですが、申し訳ありませんでした。
 合唱団の岩佐先生からCDとお手紙を預かりましたので同封させていただきます。岩佐先生いわく、子供たちも「ひとつ」をとても気に入って、いろんなところで歌いたいと言っているそうです。本当に高橋先生、素晴らしい曲そしてその楽譜を有難うございました。

2005年1月 藤本真喜子



豊明 春の音楽会

1月29日日本女子大学附属豊明小学校の「豊明 春の音楽界」に行って来ました。
この音楽会に行くきっかけとなったのは大塚先生からの次のようなメールでした。


昨日、船高の教え子からこんなメールが届きました。

由乙先生 こんにちは。暖かい冬ですね。いかがお過ごしですか。 私の勤める日本女子大学附属豊明小学校では毎年1月末に音楽会を行うのですが、全校合唱奏が高橋晴美さんの「窓をあけてみたら」に決まりました。
(だいぶ前に決まっていたのですが、それが晴美さんの曲だと知ったのは昨日でした。)音楽専科の教員が子ども用の曲集から選び、編曲し、歌と楽器で表します。
以前いただいた晴美さんのサインと一緒に撮っていただいた写真をクラスの子どもに自慢しちゃおうかなぁ。先生は晴美さんと連絡を取っていらっしゃいますか?大きな講堂で、子ども700人が晴美さんの曲を演奏することを晴美さんにお伝えしたいです!
音楽会は1月29日、川崎市西生田にある日本女子大学西生田成瀬記念講堂で行われます♪いらっしゃっていただくのは難しいかもしれませんが、なんらかの形で聞いていただけると嬉しいなぁ、なんて思っています。

                            鈴木千奈


いつも私のコンサートにきてくれている生徒でしたので、晴美先生のこともよく知っています。サインいただいたぐらいですから・・・
大変うれしそうだったので、お知らせします。




フォーシーズンズホテルでクリスマスディナーショー

人間国宝の山本邦山さんと井上信平さん

 12月20日フォーシーズンズホテル椿山荘で、「高橋晴美の世界」初のディナーショーが行なわれました。歌い手で女優でも活躍中の花木佐千子さんの司会で、晴美さんが小学生の頃に作った曲を披露したり、晴美さんの作曲の原点とも言えそうなお母様との「ピアノ遊び」など当時のエピソードが紹介されました。花木さん、目黒まりさん、大塚先生の美しい歌声のほかにゲストの尺八人間国宝の山本邦山さんのLOST LOVEなど、格調の高いフォーシーズンズホテルでの食事と音楽の3時間はあっという間に過ぎ去りました。正に至福の時でした。

 



 




晴美さんから
今年に入ってから、北海道斜里郡斜里町立斜里中学校より「ひとつ」を合唱したCDRと生徒さんたちの感想文が送られてきたり、同じく北海道十勝の聖歌隊の「ひとつ」のMDとお手紙が届いたり、セシオン杉並で杉並ジュニア混声合唱団で「ひとつ」を演奏したという報告とCDR が届いたり、又、静岡県富士宮第一中学校からは「ひとつ」「Cantare〜歌よ大地に響け〜」のブラス演奏をした生徒さんたちからの寄せ書きが届いたり、各地から嬉しいお便りが寄せられております。本当に嬉しいお便りありがとうございました。
 又、1月29日には日本女子大附属豊明小学校の「豊明春の音楽会」が西生田成瀬講堂で行われ、そのオープニングに全校生徒が700人が合奏、合唱した 「窓をあけてみたら」を聴いてまいりました。小学生の歌う「窓をあけてみたら」を聴いたのは初めてでしたが、♪〜窓をあけてみたら〜♪と始まった途端、全身に鳥肌が立ちました。なんて子供の声は真っ直ぐなんでしょう! 帰り道、生徒達が歩いている後ろで、オフィスの社長が♪〜窓をあけてみたら〜♪と歌った途端、小さな小学生たちが一斉に振り返って微笑んだ顔が忘れられません。
「歌ってくれてありがとう」そう叫びたい思いで一杯でした。
 今までも小学生が歌う「夢飛行」「ひとつ」「生きる」を聴いた時に全身に衝撃が走った事を覚えておりますが、まさに無垢なものに気付かされた瞬間でした。
いくつになっても、子供のままの心を持ち続けていたいなあ・・・としみじみ思います。




福島順子が歌う高橋晴美の世界
1年前にシャンソン歌手の福島順子さんが自費出版しました、CDアルバム「愛のうた」をご紹介します。このアルバムは福島さんが3年の月日をかけて晴美先生のところにレッスンに通い、晴美先生のピアノだけの伴奏で、一昨年河口湖スタジオでレコーディングしたものです。(その時の様子は「夢飛行vol.16」詳しく書かれております)「恋ほろりん」と「春の嵐」はニューリリースです。

CDアルバム「愛の歌」

作詞・作曲 ・ピアノ:高橋晴美
1 Delight Song
2 恋ほろりん
3 春の嵐
4 海よりも空よりも
5 母に贈るうた
6 Last Song ~去り行く人へ〜
7 ひとつ
プロデュース:高橋晴美 定価2,000円(税込み)
 
上記画像をクリックすると
リーフレットを拡大してご覧になれます


福島順子さんに寄せられたお手紙の一部をご紹介します



 私には、シャンソンは日本人には、今一つしっくりこないものを感じてしまうのですが(良く知らないせいもあるでしょうが)、今回のアルバムは、高橋晴美さんを通して新たな歌の世界を見せてくれ、どれも美しく、また、自然に思えました。

 構成もいいですね。ほのぼのした「Delight Song」(ピアノアレンジがまたいい)。「春の嵐」は他の曲とは曲想を異にし、ドラマチック。

「海よりも〜」はメロディーが初めに頭に残った曲でした(Bachのような構成感!)。
 今は、「母に贈る歌」と「Last Song」に惹かれています。これらの曲にはいろいろ(いろんな想いが)詰まっているように感じています。「母に〜」の語り掛けるようなところは順子ちゃんの声にピッタリ合っているように感じます。曲自体も、語る部分とその後の高音の部分の見事な対比(素晴らしいinspiration)。私にはアベマリアに通じる「祈り」を感じます。エンディングは「天使の声」のよう。Brava!
 「Last Song」も聴くほどに心打たれます。幸福そうな出だしのピアノがすぐに陰りを帯び「あなたは行くのね」で内容に気付かされる。

7分という長さを忘れさせる、というより、歌とピアノが目の前で音楽を紡ぎ出しているようです。繰り返される節は全て表情が違って、(ピアノもそうです!)切々と心に響いてきます。最後の方でテンポが遅くなったところは歌というより、気持ちの吐露が心に染みます。映画のような感動に胸が震えました。

ふと、「母に〜」も「Last Song」も共にシャンソン(自分の人生を振り返り、想いを語る)に通じるような気がしました。順子ちゃんがこれまでシャンソンを歌ってきたことが現われたのでしょうか。
「ひとつ」は讃歌のように聴きました。見事な締めくくり。
このアルバムは「宝石箱」!おめでとう!!



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