当日のプログラムに掲載された高橋晴美さんからのメッセージをご紹介します。
―星降る夜に―
大人でも子供でも、私は寝顔がとても好きです。1日を一生懸命に生きたあと、疲れて眠る寝顔を見ていると、その命がとても愛おしくて、私の心の奥深いところからあたたかいものがあふれてきます。こよなく大切な人に、心からの慈しみをもって歌っていただきたいです。
―窓をあけてみたら―
ある晴れた日、部屋の掃除をしようと窓をあけてみたら、目の前に一面の青空が広がっていました。心がうきうきして、掃除機をかけながら思わず「あいたくて君にあいたいあいたくて」と、詩とメロディーが同時に口をついて出てきました。何か良い事がありそうな予感、うきうきわくわくした心が踊る感じを出して、大いに楽しんで歌っていただきたいです。
―海よりも空よりも―
この曲を、ある方は長年連れ添った伴侶を思い、ある方は恋人を思い、ある方は亡き夫を思い、又、ある方は我が子を思って歌って下さいました。歌う方、聴く方が、それぞれのスタンスで受けとめていただけたらと思っています。最も大切にしている歌詞は、「愛しぬきたい」という言葉と、「神様からのプレゼントだから」という言葉です。
― Cantare(歌よ大地に響け)―
人生は山あり谷あり、楽しい事ばかりでなく、辛い事悲しい事が誰にでもあります。
そんな時、私にはいつもそばに音楽がいてくれました。何かを乗り越えた時、まるで背中をポンとたたいてくれるかのように音楽に励まされて立ち上がるのです。音楽の持つ力に、私は何度、感動感謝の涙を流したかしれません。しあわせをうたにのせて運びたくて、あふれる愛をうたにのせて届けたくて、Cantareは私の音楽への賛歌で
す。