コーラスSTで高橋晴美の音楽を合唱

2000年12月8日
 昨年12月8日に、キリスト品川協会、礼拝堂にて行われた、Chorus STの第7回演奏会の第3ステージで、高橋晴美さんの合唱曲が演奏されました。Chorus STは清水雅彦先生のご指導されている合唱団のひとつで、1990年に結成され、様々な音楽会や合唱祭でも活躍中の合唱団です。
 当日のプログラムは4部構成でそのテーマは「神様へのメッセージ」。晴美さんの曲は第3部「高橋晴美の世界」の中で4曲歌われました。Chorus STの皆さんはどの曲も素晴らしい演奏をしてくださいました。中でも今回が合唱としては初演の「海よりも空よりも」は合唱団の皆さんと会場の皆さんがひとつになり、会場いっぱいに感動の涙が溢れていました。
 4曲目の「カンターレ」が終わった時は少しの静寂の後ブラボーの声と拍手が鳴り止みませんでした。その後の休憩時間には、初めて「高橋晴美の世界」を耳にした方々からCDや楽譜の事など沢山の問い合わせがありました。
 打ち上げの席で幹事の矢野さんから「今日一番の人気だった、高橋晴美さんから一言」と言う紹介があり、その後団員の方が次々に晴美さんの席に現れ、晴美さんの曲に対する熱い想いを語っておられました。
 清水雅彦先生、奥様の真理子先生、Chorus STの皆さん、「高橋晴美の音楽」の素晴らしい演奏有難うございました。

清水先生のインタビューを受ける晴美さんとChorus STのみなさん
 
 

 当日のプログラムに掲載された高橋晴美さんからのメッセージをご紹介します。
 

―星降る夜に―
 大人でも子供でも、私は寝顔がとても好きです。1日を一生懸命に生きたあと、疲れて眠る寝顔を見ていると、その命がとても愛おしくて、私の心の奥深いところからあたたかいものがあふれてきます。こよなく大切な人に、心からの慈しみをもって歌っていただきたいです。
 

―窓をあけてみたら―
 ある晴れた日、部屋の掃除をしようと窓をあけてみたら、目の前に一面の青空が広がっていました。心がうきうきして、掃除機をかけながら思わず「あいたくて君にあいたいあいたくて」と、詩とメロディーが同時に口をついて出てきました。何か良い事がありそうな予感、うきうきわくわくした心が踊る感じを出して、大いに楽しんで歌っていただきたいです。

―海よりも空よりも―
 この曲を、ある方は長年連れ添った伴侶を思い、ある方は恋人を思い、ある方は亡き夫を思い、又、ある方は我が子を思って歌って下さいました。歌う方、聴く方が、それぞれのスタンスで受けとめていただけたらと思っています。最も大切にしている歌詞は、「愛しぬきたい」という言葉と、「神様からのプレゼントだから」という言葉です。
 

― Cantare(歌よ大地に響け)―
 人生は山あり谷あり、楽しい事ばかりでなく、辛い事悲しい事が誰にでもあります。
 そんな時、私にはいつもそばに音楽がいてくれました。何かを乗り越えた時、まるで背中をポンとたたいてくれるかのように音楽に励まされて立ち上がるのです。音楽の持つ力に、私は何度、感動感謝の涙を流したかしれません。しあわせをうたにのせて運びたくて、あふれる愛をうたにのせて届けたくて、Cantareは私の音楽への賛歌で
す。
 


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