ご あ い さ つ


 皆様、あけましておめでとうございます。今年のお正月はお天気に恵まれ穏やかな新年の幕開けとなりました。
 さて私のほうは、今年に入り早くも1月10日より、5月15日のコンサートに向けてのコーラスハルミオンの練習が始まりました。1時10分に雙葉学園同窓会ホールに入ってゆきますと、パパの広場の方によって椅子は並べられ、すでに受付は準備完了していました。思えば昨年の1月、パパの広場で講演コンサートをさせていただいてからちょうど1年経つのです。あの時司会をしてくださった方が、1年後にハルミオンの受付に座ってくださっているなんて、あの時誰が想像できたでしょう。人の出会いとは不思議なものですね。

 出会いといえば、昨年11月30日に千葉県の佐倉市民ホールまで佐倉男声合唱団創立25周年記念コンサートに行ってまいりました。プログラムの第3部で女声コーラス“くるみいず”とのジョイントで私の作品の中から「星降る夜に」「海よりも空よりも」「Cantare〜歌よ大地に響け〜」が歌われました。客席からステージを眺めながら、人の縁の不思議さと人と人の繋がりのありがたさをしみじみと感じました。

 3年前、同じホールで磯辺女声コーラスが歌う「母に贈るうた」「星降る夜に」が演奏された事がきっかけとなり、そのご縁は今コーラスハルミオンの指揮をして下さっている大塚由乙先生に繋がり、県立船橋高校の合唱団に繋がり、女声コーラス“くるみいず”に繋がり、佐倉男声合唱団へと繋がってゆきました。そして12月に行われた雙葉学園同窓会で、なんと11月16日佐倉合唱フェスティバルで私の作品を聴いたという同級生がハルミオンに参加してくださる事になったのです。又、一昨年船橋高校の合唱団員の一人として私の曲を歌ってくださった生徒さんが、「ハルミオンに参加してもう一度大塚先生の指導で私の作品を歌いたい。」と入団してくださったのです。一人一人の存在が目に見えない糸で繋がれている事を感じ、なんとも嬉しい出来事でした。

 1月10日の練習の最後にCantareを歌っていると、お一人汗だくだくになって会場に入って来られた方がいらっしゃいました。見ると、白ネクタイ。結婚式の帰りに走って駆けつけてくださったのでしょう。パパ広のお一人でいらっしゃるその方は、すでに暗譜なさったらしく、覚えてしまったご自分のパートをその場に立って声高らかに歌っていらっしゃいました。その方は帰りお仲間が録音したMDを聴きながら、帰って行かれました。後でパパの広場の方だけで合宿をすると聞いて、またまた驚きましたが、5月15日に向かう真剣な姿勢に、私自身勇気付けられる思いでした。

 5月15日、池袋東京芸術劇場大ホール、与えていただいたこの時この場所に精一杯の実りを皆様にお届けできるよう準備してまいりたいと思います。 2004年が、どうか夢と希望に満ちた年でありますように…。本年もどうぞよろしくお願いいたします



   高橋晴美


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